こんばんわ、ウキョーです。
京都記念は、プラダリアが有馬記念14着から巻返して、GII2勝目を飾りました。重賞で安定感のある走りを続けており、ここにきて馬自身が自信をつけたかのような走りで、悲願のGI獲りに向けて好発進といえるでしょう。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -1.1 |
東京ダート | -0.5 |
京都 芝 | +-0 |
京都ダート | +0.2 |
小倉 芝 | +0.1 |
小倉ダート | -0.1 |
東京 芝 | -0.6 |
東京ダート | +0.9 |
京都 芝 | -0.1 |
京都ダート | -0.1 |
小倉 芝 | +0.6 |
小倉ダート | -0.6 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、先週と同じく芝の時計は速く、ダートは時計がかかっていた。
京都は、芝もダートもほぼ標準。
小倉は、芝がかなり時計がかかっており、ダートは時計が速くなってきた。
GII2勝目のプラダリアが再びGI戦線へ殴り込み/京都記念2024回顧
馬場差-0.1、レースタイム差-1.1
日曜の京都芝はほぼ標準通りの時計だったが、京都記念はレースタイム差-1.1の高速決着。この時計は評価していい。
大外からハナを奪ったアフリカンゴールドのペースは、前半1000m59.7秒-後半1000m59.9秒の平均ペース。それでいて、ラスト2Fは11.6秒-11.8秒のハイラップで、レースレベルも高く評価できる。
勝った△プラダリアは、好スタートから先団後ろの5馬手追走。直線も、他の有力馬より先に動く強気の競馬。ゴール前では×べラジオオペラに並ばれるも差し返す根性も見せ、完勝と言っていいだろう。
前走の有馬記念では、力んだ走りで14着に惨敗してしまったが、今回は折り合いもついていた。最近のGIは、有力馬たちがぶっつけで臨むことが多いため、GIとGIIの乖離が激しい傾向はあるものの、これならGIでも太刀打ちできるのではないか。
◎ルージュエヴァイユは、序盤は×べラジオオペラを見ながらの追走だったが、勝負どころで置かれてしまい、直線もまったく伸びなかった。休み明けでプラス10キロは、まだ仕上がり途上だったのかもしれない。
1番人気×べラジオオペラは、折り合いを気にしながらの競馬に見えた。ダービーのときと同じような競馬で、2200mは長いのかも。それでも2着にっくるのだから力はある。引き続き重賞戦線で楽しみな一頭だ。
究極の瞬発力勝負を制したジャスティンミラノがクラシックに名乗り/共同通信杯2024回顧
馬場差-0.6、レースタイム差+0.4
日曜の東京芝は時計が速かったが、共同通信杯はレースタイム差+0.4と時計が遅く、タイム面での評価はできない。
ここまで時計がかかってしまったのは、スタート直後にエコロヴァルツが大きく内に斜行したため、1枠~5枠の馬たちが揃って後方に追いやられてしまったから。これで1000m通過62.7秒という超スローペースとなってしまい、レース上り33.1秒の超瞬発力勝負となった。
勝った〇ジャスティンミラノは、不利を受けずにスムーズな競馬ができていた。5番手追走から、早めに2番手に進出し、直線抜け出すとラスト32.6秒を繰り出したとなれば、後続は手も足も出ない。
今回は、序盤のアクシデントで相当に特殊なレースとなったので、これだけで勝負付けが済んだとは思えないが、1勝馬の〇ジャスティンミラノが賞金を加算できたのは、クラシックへ向けて前途洋々だといえよう。
◎べラジオボンドは、序盤の不利を挽回しようとポジションを取りに行ったが、結局後方に下げるというちぐはぐな競馬。ただ、脚を使って前に行っても、そのまま後方に控えたとしても、不利が大きすぎたので今回は競馬にならなかった。次走で、改めて見直したい。
1番人気▲ジャンタルマンタルは、折り合い重視の競馬。それでも内の馬たちが前に出られない状況で、自然とポジションを取れてしまった。上り最速の32.6秒で上がってはいるが、勝った〇ジャスティンミラノが同じ上りを使っているのだから仕方ない。今回は位置取りの差で負けただけで、今回のレース内容は次に生きてくるだろう。