こんばんわ、ウキョーです。
チェルヴィニアが、惨敗の桜花賞から巻返して樫の女王の座を手にしました。今年の3歳牝馬戦線は、2歳の頃から勢力図があまり変わっていませんね。夏を越して、ステレンボッシュ、チェルヴィニア、アスコリピチェーノ、ライトバックらに伍する新興勢力の出現を待ちたいですね。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -1.5 |
東京ダート | -0.4 |
京都 芝 | -2.4 |
京都ダート | -0.1 |
新潟 芝 | +1.0 |
新潟ダート | -0.5 |
東京 芝 | -0.8 |
東京ダート | -0.2 |
京都 芝 | -1.0 |
京都ダート | -0.1 |
新潟 芝 | +0.9 |
新潟ダート | -0.5 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、芝の時計は土日ともに速く、ダートはほぼ標準通り。
京都は、土日ともに芝の時計が速く、ダートはほぼ標準通り。
新潟は、芝の時計がかかっており、ダートは若干速くなっていた。
チェルヴィニアが桜花賞13着から大きく巻返してGI制覇/オークス2024回顧
![](https://date-keiba.com/keiba/wp-content/uploads/2024/05/oaks2024.jpg)
馬場差-0.8、レースタイム差-0.3
日曜の東京芝は時計が速かったが、オークスはレースタイム差-0.3まで。ただ、昨今の芝2400m戦は、開催場所を問わずかなり時計が速い条件で、これでもオークス史上6番目の時計である。
ショウナンマヌエラとヴィントシュティレが競り合うようにハナを競って、前半1000m57.7秒-後半1000m61.4秒の超ハイペース。とはいえ、3番手追走の×ランスオブクイーンで1000m通過が推定59.5秒、その後ろのクイーンズウォークで推定60.4秒と、スローに近い平均ペースとなっている。
勝った△チェルヴィニアは、スタートを若干負けて中団やや後方、10番手あたりを追走。縦長の展開でも焦らずスムーズな競馬ができており、直線も各馬が伸びている中、最後の最後にもうひと伸びする強さを発揮し、待望のGI初制覇となった。
2歳時のアルテミスSで素質の高さは立証済みで、ここで見事に花開いた。早熟というタイプでもないだろうから、今後も楽しみな逸材。夏を超えてアスコリピチェーノ、チェルヴィニア、ライトバックらとの再戦が非常に楽しみだ。
◎タガノエルピーダは、好発から好位3~4番手追走とポジションは最高だったが、直線はまったく伸びずに16着に敗退。前にいた×ランスオブクイーンがコンマ4秒差5着に粘っているだけに、この敗戦はいただけない。距離に限界があるのかもしれない。
1番人気〇ステレンボッシュは、五分のスタートから枠なりに9番手追走。折り合いも問題なく、スムーズな競馬ができていた。ただ、最後の直線で歩様が乱れたように見えて心配したが、どうやら落鉄していたようだ。走りづらそうにしていたが、それでもラストは最速34.0秒で上がっており、やはり力量は上位である。
ミトノオーが逃げ争いを制して中央重賞初勝利/平安S 2024回顧
![](https://date-keiba.com/keiba/wp-content/uploads/2024/05/heians2024.jpg)
馬場差-0.1、レースタイム差+0.3
土曜の京都ダートはほぼ標準通りの時計で、平安Sもレースタイム差+0.3と、時計面ではそれほど評価はできない。
逃げたのはミトノオー。前半7.1秒-10.8秒-11.3秒のハイラップで、ハナ宣言をしていたメイショウフンジンを振り切った。その後、12.9秒-12.8秒とラップを落としてマイペースに持ち込んだ。
ミトノオーは余力十分に直線を向くと、猛追するハピを退けて、そのまま逃げ切った。前走のマーチSで、1000m通過60.9秒のハイラップを刻んで2着に粘り切ったことで、後続を牽制させることに成功している。今後も、変幻自在の逃げ戦法で、ダート戦線を沸かせてほしい。
◎グロリアムンディは、4番手追走から手応え十分に直線を迎えたが、最後の最後に脚を失くしてしまった。外を回ったにしても、以前ほどの粘りがない。再度立て直して、もう一花咲かせてほしい。