こんばんわ、ウキョーです。
今週は阪神ジュベナイルフィリーズです。去年はリバティアイランドが勝ち、ここから快進撃が始まりました。今年は、どんな馬が飛び出してくるのか、毎年毎年楽しみなレースです。
阪神芝1600mの傾向
有利枠 | 2枠・3枠・7枠・8枠 | |
不利枠 | 1枠・5枠・6枠 | |
脚質 | 差し・追込 | |
騎手 | 3割超 | ルメール騎手・M・デムーロ騎手 |
人気 | ルメール騎手・浜中騎手 | |
人気薄 | 岩田望騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 展開 | 2位 タイム | 3位 コース特性 | 4位 戦績 | 5位 騎手 |
阪神芝1600mは、本質的に時計がかかるコース。ただ、開幕2週目だから毎年このレースは高速決着になることの方が多い。時計勝負に強いスピードタイプに分がある。
差し馬と追込み馬が強いコース。逃げ切りは難しく、阪神3歳S時代から見てもラッキーゲラン、ビワハイジ、ヤマカツスズラン、レシステンシアの4頭しかいない。
有利枠は2枠、3枠、7枠、8枠で、不利枠は1枠、5枠、6枠
連対率3割を超える騎手はルメール騎手(ステレンボッシュ騎乗予定)とM・デムーロ騎手(アトリウムチャペル騎乗予定)。
人気で安定しているのは、ルメール騎手(ステレンボッシュ騎乗予定)と浜中騎手(プシプシーナ騎乗予定)。
人気薄では岩田望騎手(ラヴァンダ騎乗予定)。
阪神ジュベナイルフィリーズ 2023で人気、話題になりそうな馬
アスコリピチェーノ 評価:D
戦績ランク18位 スピードランク14位
前走の新潟2歳Sは、前半800m47.7秒-後半800m46.1秒のスローペースを、上り33.3秒の瞬発力を発揮して1番人気に応えて勝利。レース上り11.3秒-11.2秒-11.5秒と逃げ馬が止まっていない中、1馬身差の勝利だから強い競馬だった。
新潟2歳Sが基準タイム差-0.7で、新馬戦が基準タイム差-0.6と、時計勝負にも対応できる。とはいえ、今回のメンバーに入るとスピードランク14位で、レコードが出るようなコンディションになると厳しい。
カルチャーデイ 評価:C
戦績ランク6位 スピードランク11位
前走のファンタジーSでは基準タイム差-1.7の超高速決着を制しており、高速決着になっても問題ない。新馬戦の時計が遅くてスピードランクは上がらなかったが、時計が速くても十分に対応は可能だろう。
そのファンタジーSは、前半800m45.2秒のハイラップを先行4番手から抜け出し、33秒台の上りで突っ込んできた後続を振り切っており、15番人気と低評価だったが脚力は本物。鞍上の酒井学騎手も人気馬に乗れば安定しているので、本命候補になりそう。
キャットファイト 評価:B
戦績ランク18位 スピードランク1位
前走のアスター賞では、基準タイム差-2.4のレコード決着を、後続に5馬身差の圧勝劇。最後は流す余裕までありながら、上り最速の33.7秒を繰り出しているのだから、条件戦とはいえ強い競馬をしている。
前々走の未勝利戦が基準タイム差-0.8の高速決着で、時計勝負に強いスピードタイプ。時計勝負になりそうな今回は絶好の舞台となる。騎乗予定の大野騎手がランク外なので、有利枠がほしい。
クイックバイオ 評価:C
戦績ランク6位 スピードランク12位
前走のファンタジーSは発馬で後手を踏み、後方からの競馬となってしまった。しかし、それまでと違う競馬になりながら上り34.0秒でコンマ5秒差だから、内容としては悪くない。
ただ、そのファンタジーSが基準タイム差-1.7で、前々走のききょうSが基準タイム差-0.6なので、スピードランクは上がらない。今回のメンバーに入ると、時計がかかってくれた方が良い。
コラソンビート 評価:B
戦績ランク18位 スピードランク2位
前走の京王杯2歳Sでは基準タイム差-1.5の高速決着を、牡馬を相手にクビ差制している。前々走のダリア賞も基準タイム差-0.9と、時計勝負になればなるほどアドバンテージになる。
京王杯2歳Sは、ラスト2F11.8秒-11.5秒と先に抜け出した3着馬オーキッドロマンスが止まっていない中、上り33.2秒で差し切っており、その瞬発力は確かなものがある。
サフィラ 評価:C
戦績ランク25位 スピードランク6位
2着だった前走のアルテミスSが基準タイム差-0.6で、前々走の未勝利戦が基準タイム差-0.7と、時計勝負でも安定して結果を出しているのは好感が持てる。スピードランク6位なら、時計は十分に足りている。
アルテミスSでは、ラスト3F11.4秒-11.2秒-11.0秒という究極の加速ラップを経験しており、同じような展開となれば侮れない。ただ、フルゲート確実の今回はペースも流れそうで、そこは不安点になる。
ステレンボッシュ 評価:A
戦績ランク2位 スピードランク9位
前走の赤松賞が基準タイム差-1.5の高速決着で、時計勝負にも十分対応できる。ただ、新馬戦(札幌芝1800m)勝ちが基準タイム差+0.2なので、スピードランクは9位まで。
その赤松賞は前半800m47.9秒-後半800m45.9秒の超スローペースで、最後まで大接戦を力いっぱい走っており疲れが心配。ただ、前々走のサフラン賞で前半800m47.2秒のハイペースを経験しているのは他馬にないアドバンテージになる。
タガノエルピーダ 評価:A
戦績ランク6位 スピードランク10位
前走の新馬戦は基準タイム差-2.5の高速決着。レース上り33.7秒という超瞬発力勝負を、上り最速の33.5秒で制しており、デビュー2戦目となるここでも末脚の脚力は引けを取らない。
キャリア1戦ではスピードランクも10位どまりだが、高速決着にも対応できるだろう。問題は新馬戦が前半800m48.8秒-後半800m45.5秒の超スローペースだったこと。ペースが流れたときにどうなるかは未知数だ。
ボンドガール 評価:A
戦績ランク6位 スピードランク5位
前走のサウジアラビアRCは、牡馬を相手に2着好走と結果を出した。基準タイム差は-1.1。時計勝負への対応力を見せつけ、今回のメンバーでもスピードランク5位と上位となった。
そのサウジアラビアRCは前半800m46.9秒と淀みのない流れで、上り34.1秒で差し込んだ。3着に退けたのが東スポ杯2歳Sの覇者シュトラウスなのだから、相手に恵まれたわけでもない。ここも当然好勝負だろう。
ルシフェル 評価:B
戦績ランク2位 スピードランク13位
前走の萩Sは基準タイム差-1.1で高速決着への対応力は見せたが、前々走の未勝利戦が基準タイム差+3.0とかなり時計がかかっている。現段階では、どちらに適性があるのか計りかねる。
萩Sは1000m通過61.3秒の超スローペースだったが、それでいて自身の上りは34.0秒なので、それほど瞬発力に秀でているとは言えない。それでも、3戦目で大きく時計を詰めているので、成長力には目を見張るものがある。
阪神ジュベナイルフィリーズ 2023の注目馬はドナベティ
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、ドナベティのみ。
キャリアの浅い2歳戦なので、戦績項目はそれほど重要ではないが、それでも他馬より一歩先に行けているのはアドバンテージといえる。
戦績ランク2位 スピードランク4位
ドナベティの前走はファンタジーS。基準タイム差-1.7の高速決着で、カルチャーデイには後れを取ったが、コンマ1秒差なら展開次第で逆転も可能。新馬勝ちが基準タイム差-1.1で、時計が速い方が良いタイプ。高速決着が予想される今回の舞台は合っている。
騎乗予定の坂井騎手はコース連対率21.0%でランキング7位となれば、本命候補の筆頭にあげられる。