こんばんわ、ウキョーです。
弥生賞と聞くと、いよいよクラシックの足音が聞こえてきます。それはそれで楽しみなのですが、同時に春が近づいてくるということでもあります。冬が大好きな私は、この時期が嫌い。冬の終わりを告げる弥生賞も、好きな重賞ではないのです。
さて、そんな弥生賞でも思い出す馬がいます。それがナリタトップロード。GI勝利は菊花賞だけですが、とにかく人気のある馬でした。テイエムオペラオーのライバルといえば、3歳時はトップロードでした。
中山芝2000mの傾向
有利枠 | 1枠・2枠・3枠・8枠 | |
不利枠 | 4枠・5枠・7枠 | |
脚質 | 先行・差し | |
騎手 | 3割超 | ルメール騎手・川田騎手 |
人気 | ルメール騎手 | |
人気薄 | 菅原明騎手・横山武騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 展開 | 2位 戦績 | 3位 騎手 | 4位 コース特性 | 5位 タイム |
中山芝2000mは、本質的に時計がかかるコース。先週の中山芝は雨の影響で時計がかかっていたが、今週は多少は回復してくるだろうとは思われるが、高速決着にはならなそうだ。
先行・差しに有利なコースで、逃げ切りは難しい。中山芝2000mのオープンクラスで逃げ切ったのは、2021年の弥生賞を勝ったタイトルホルダー以来出てきていない。そのタイトルホルダーも8年ぶりの逃げ切りだった。
有利枠は1枠、2枠、3枠、8枠で、不利枠は4枠、5枠、7枠。
連対率3割を超える騎手は、ルメール騎手(トロヴァトーレ騎乗予定)と川田騎手(シンエンペラー騎乗予定)。
人気で安定しているのは、ルメール騎手(トロヴァトーレ騎乗予定)。人気薄なら菅原明騎手(エコロレイズ騎乗予定)と、横山武騎手(ファビュラススター騎乗予定)。
弥生賞2024で人気、話題になりそうな馬
アドミラルシップ 評価:E
戦績ランク9位 スピードランク11位
相性の良いコースで行われたホープフルSで4着に好走。しかし、前走のゆりかもめ賞(東京芝2400m)1番人気を裏切る7着に敗走してしまった。ただ、そのゆりかもめ賞は相性の悪いコースなので、ローテーションとしては好感が持てる。
直近の連対レースは3走前の新馬戦(京都芝2000m)で、レースタイム差+1.5と時計がかかっていた。その後、レースタイム差-1.8のホープフルSで4着に負けており、現状では時計がかかった方が良いだろう。
サンライズジパング 評価:D
戦績ランク9位 スピードランク8位
相性の良いコースでは新馬戦(東京芝1800m)4着と、ホープフルS3着。新馬戦は前半1000m60.9秒のスローペースで切れ負けした印象だったが、前走の若駒Sで上り最速で差し切り勝ちと成長の証を見せつけた。
その若駒Sがレースタイム差+2.2で、ダートでも好走歴があるようにタフなコンディションの方が力を発揮しやすい。当日の時計がどこまで速くなるかで取捨が変わってきそうだ。なるべく時計はかかってほしい。
シュバルツクーゲル 評価:A
戦績ランク1位 スピードランク6位
相性の良いコースで2戦して、新馬勝ち→東スポ杯2歳S2着からの臨戦過程は理想的。その東スポ杯2歳Sでは、道中で集中力を欠くような素振りを見せており、休養しての成長力に期待と未知数な部分が多い。その点からも少頭数は歓迎。
新馬勝ちがレースタイム差-0.5で、東スポ杯2歳S2着がレースタイム差-1.3と、時計勝負になっても対応できるスピードは持ち合わせている。ただ、今回はスピードランク6位なので、できれば時計がかかってほしいところ。
シリウスコルト 評価:D
戦績ランク9位 スピードランク9位
相性の良いコースで2回走って、芙蓉S1着とホープフルS6着。結果だけを見るとGIでは壁があるように思えるが、デビュー時から馬体重32キロ増と、レースを重ねるごとに成長しており、伸びしろはありそうだ。
新馬勝ちがレースタイム差+0.5で、芙蓉S勝ちがレースタイム差+1.0だから、現状では時計がかかった方が良い。本質的に時計がかかる中山芝2000mは合っているが、重賞で時計が速くなると厳しいかもしれない。
シンエンペラー 評価:S
戦績ランク1位 スピードランク1位
相性の良いコースでは新馬(東京芝1800m)勝ちと、ホープフルS2着。実績面では抜けている。ただ、ホープフルSでは頭が高い走行で、さらに直線では斜行するなど気の悪さが目立つ。とはいえ、それでこの戦績なのだから、地力の高さは折り紙付きだ。
新馬勝ちがレースタイム差-2.4で、京都2歳S勝ちがレースタイム差-1.6で、ホープフルS2着がレースタイム差-1.8と、高速決着に強いスピードタイプ。本質的に時計がかかる中山芝2000mは合わない。当日の時計が速ければ速いほど良い。
ダノンエアズロック 評価:S
戦績ランク5位 スピードランク4位
相性の良いコースで行われた新馬戦(東京芝1800m)→アイビーS(東京芝1800m)を連勝しての臨戦過程は理想的。新馬戦ではサンライズジパングを降し、アイビーSではレガレイラ(ホープフルS勝ち)を負かしており、初重賞でも侮れない。
新馬勝ちがレースタイム差-2.4で、アイビーS勝ちがレースタイム差+0.4と、時計不問で連勝しているのも心強い。
トロヴァトーレ 評価:S
戦績ランク1位 スピードランク2位
相性の良いコースで行われた新馬戦(中山芝2000m)、葉牡丹賞を連勝してからのローテーションに好感が持てる。スローペースの瞬発力勝負で連勝しているだけに、経験値の面では他馬に劣るが、今回も少頭数でスローペースは必至。瞬発力勝負になれば、引けを取らない。
新馬勝ちがレースタイム差-2.9で、葉牡丹賞勝ちがレースタイム差-0.3と、時計が速い方が良いスピードタイプ。当日のコンディションが高速に向かえば向かうほど、トロヴァトーレには追い風になる。
ニシノフィアンス 評価:D
戦績ランク9位 スピードランク10位
相性の良いコースで行われた新馬戦(中山芝1800m)を勝ち上がり、同じく相性の良い京成杯で5着。その京成杯では、序盤に行きたがるのを鞍上の三浦騎手が抑えており、その分力んだ走りとなり、伸びあぐねて5着だったが、あの経験は今回に生きてくるだろう。
レースタイム差+0.9の新馬戦を勝ち、レースタイム差-0.1の京成杯で5着だから、現状では時計がかかった方が良い。本質的に時計がかかる中山芝2000mは合っているので、当日の時計に注意したい。
ファビュラススター 評価:A
戦績ランク6位 スピードランク5位
前走の1勝クラス(中山芝2000m)が相性の良いコースで、それを勝ち上がっての臨戦過程は理想的といえる。ただ、その1勝クラスでは直線で大きく内にもたれてしまい、2着馬にクビ差まで詰め寄られてしまった。同じ舞台というのが不安材料ではある。
新馬(東京芝1600m)勝ちがレースタイム差+0.2で、1勝クラス勝ちがレースタイム差-2.0だから、休み明けを経てかなりの成長力が見込める。今なら時計勝負になっても問題ないだろうし、多少時計がかかっても対応できるはず。
弥生賞2024の注目馬はエコロレイズ
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、シンエンペラーとダノンエアズロック、トロヴァトーレ、エコロレイズの4頭。
この中で最も人気がないであろうエコロレイズを取り上げる。
戦績ランク1位 スピードランク3位
新馬戦以外は相性の良いコースを使われ続けて、【1 1 1 1】の安定感を誇り、掲示板を外したことは一度もない。オープンクラスでの実績は皆無だが、その分をキャリアの多さでカバーしている。
連対レースはデビュー2戦目の未勝利と、前々走の未勝利。それぞれレースタイム差-0.7、-1.7の高速決着を制している。今回のメンバーに入ってもスピードランク3位となっており、時計勝負になっても問題ない。
騎乗予定の菅原明騎手はコースを得意にしており、これで有利枠まで引ければ本命候補にもなり得る。