マルシュロレーヌが表彰されなかったのは、やっぱり納得いかない

2021年のBCディスタフを、日本調教馬で史上初めて優勝したマルシュロレーヌが、今回のJRA賞で表彰されなかったことについて、さまざまな意見があるようです。

私は、個人的にはマルシュロレーヌは特別賞に相応しかったと思っています。

帝王賞でテーオーケインズに手も足も出なかったことを理由に挙げる向きもありますが、はっきり言ってナンセンス。同じダートでも、日本とアメリカではまったく違います。そもそも比較対象になり得ません。

年間を通した顕著な活躍ではなかったという向きもありました。しかし、過去には有馬記念しか勝っていないトウカイテイオーや、天皇賞（春）しか勝っていないライスシャワーが表彰されたこともあります。彼らとの違いは何でしょう。私は、テイオーもライスも特別賞として相応しいと思います。同じようなドラマが、マルシュにもあったはずです。

スペシャルウィークやクロノジェネシスらとの格の違いを挙げる意見もありましたが、ではBCディスタフが格下なのかというと、とんでもない話です。彼女を格下扱いするのであれば、ラヴズオンリーユーのBC＆メアターフ勝ちにも価値がないとでもいうのでしょうか。

「ライト層への知名度が低い」なんて言う輩もいましたね。だったら、ライト層に抜群の知名度を誇る「ウマ娘」に特別賞をあげなさい。そうでなければ一貫性がありません。

ようするに、芝のG1を勝たないとダメなんでしょうね。令和になってもダートを格下扱いする競馬記者たちには、うんざりです。
ライブリマウントやホクトベガの時代と、何も変わってないですね。