こんばんわ、ウキョーです。
マイルCSは、ペルシアンナイトがアグネスデジタル以来17年ぶりの3歳馬勝利を飾り、世代交代を印象付けました。
さらに、3着サングレーザー、4着レーヌミノルも3歳馬。この世代は、なかなか強いですね。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.5 |
東京ダート | -0.4 |
京都 芝 | +1.4 |
京都ダート | -1.9 |
福島 芝 | -0.2 |
福島ダート | +0.3 |
東京 芝 | +0.3 |
東京ダート | +0.1 |
京都 芝 | +1.0 |
京都ダート | -0.5 |
福島 芝 | -0.3 |
福島ダート | +0.5 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は日曜の午前中まで芝の時計が速かったのだが、午後に入って一気に時計がかかっており、時計が読みづらくて仕方ない。ダートも、思ったより時計が速くならなかった。
京都は、土曜の雨の影響で芝の時計は土日ともに遅くなっており、ダートは時計が速かった。
福島は、芝の時計が若干速い程度で、芝もダートもほぼ基準通りのタイム。
17年ぶりの3歳馬勝利を挙げたペルシアンナイト/マイルCS
◎ペルシアンナイトが。3歳馬として17年ぶりの勝利を挙げた。
馬場差+1.0で、レースタイム差+0.3。
日曜の京都芝はかなり時計がかかっており、マイルCSもレースタイム差+0.3と時計がかかっていた。とはいえ、この馬場差で+0.3のレースタイム差なら悪くはない。
勝った◎ペルシアンナイトは、スピードランク3位が示すように、今回の時計は本来なら遅すぎる。それでも、半マイル通過46.7秒-後半800m47.1秒の平均やや速めと流れたペースが味方した。
◎ペルシアンナイトは瞬発力勝負になると切れ負けするので、予想の記事でも書いたが、平均以上のペースで真価を発揮するタイプ。
先に抜け出した×エアスピネルを、33.9秒の末脚でハナ差で差し切った脚力は、今後も強力な武器となる。
2着×エアスピネルは、鞍上を替えても相変わらずの善戦マン。決して弱くはないが、最後に突き放す爆発力がない。もしかしたら、ハイペースの消耗戦になった方が際立つタイプなのかもしれない。
1番人気イスラボニータは、いつもより一列下げた競馬で、コンマ3秒届かなかった。時計がかかった方が良いタイプなので、この時計ならピッタリだったが、切れ味で勝るタイプでもないので、あの位置取りは致命的。せっかくの有利枠が、まったく活かせなかった。
3番人気レッドファルクスは、予想の記事でも書いたように、やはり不得手の右回りでは1600mが長かった。
完成度もセンスも格が違ったワグネリアン/東スポ杯2歳S
東スポ杯2歳Sは、◎ワグネリアンが3連勝で重賞制覇を成し遂げた。
馬場差-0.5で、レースタイム差-1.4。
ある程度時計が出る馬場たったが、レースタイム差-1.4なら高評価。
レースも、800m通過46.5秒-1000m通過58.5秒のハイペースで、ラスト3Fは35.8秒という消耗戦となった。
勝った◎ワグネリアンは、デビュー戦(中京芝2000m)、野時菊S(阪神芝1800m)ともにスローのヨーイドンで勝ち上がってきたが、今回のタフなレースでも2着以下に3馬身差の完勝。
騎手の仕掛けに即反応するセンスと完成度はケタ違いで、ここでは力が違った。
ただ、このペースでも若干引っ掛かる素振りを見せていたのが気がかりで、次走は朝日FS(阪神芝1600m)ではなく、できれば2000m以上のレースで経験を積ませた方が良さそうだ。
2着以下は完全に引き立て役となってしまったが、この時期にハイペースの消耗戦を経験できたことは糧になるはず。
とくに、3番手追走から最後まで2着争いに踏みとどまった、3着の○シャルルマールの次走に注目したい。
2歳戦の注目馬はイダペガサス/新馬戦(東京ダ1400m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第4Rに行われた新馬戦(ダ1400m)である。
イダペガサスが勝ったこの新馬戦は、レースタイム差-0.2と、時計自体はそれほど速くない。また、レースも800m通過50.8秒-1000m通過63.8秒の超スローペースで、ラップもそれほどではない。
しかし、ラスト2Fは11.7秒-11.3秒と尻上りにスピードを上げ、2着ダンケシェーンとはクビ差だが、3着馬はそこから9馬身、4着以下はさらに7馬身離されている。
いくらスローペースの瞬発力勝負といえども、ダートの良馬場でこの瞬発力は脱帽するより他ない。古馬戦でもなかなか見られない好時計である。
昇級即通用の器で、オープンでも通用する。
来年どころか、古馬になってからも楽しみな逸材。
2着ダンケシェーンは、次走確勝級。
には離されたが、次走確勝級。
次走の注目馬・エイシンバランサー(霜月S・東京ダ1400m)
日曜 東京第11R 霜月S・ダ1400m 7着エイシンバランサー
日曜東京ダートの馬場差は+0.1で、霜月Sのレースタイム差は+0.2。
東京ダ1400mはそれほど時計が速くならないコースで、勝った△ダノンフェイスがスピードランク8位、2着○サウススターマンが同7位、3着サノイチが同15位だから、時計勝負に強いスピードタイプでは厳しかった。
その中で、スピードランク2位で、コンマ9秒差に踏みとどまった7着×エイシンバランサーを次走の注目馬に取り上げたい。
800m通過47.2秒-1000m通過59.4秒の平均ペースを、4角7番手から脚を伸ばすも、伸びずバテずで流れこんだだけというレースだったが、時計が速いコースなら、あそこからひと伸びできたはず。
次走以降、時計が速いコースに替われば見直したい。