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2着以下はドングリの背比べ/阪神JF

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の阪神JFですが、メジャーエンブレム強かったですね。
私は無印にしてました。反省しなければ……。

各開催場の馬場差

12月12日(土)
中山 芝 +0.1 
中山ダート-1.6 
阪神 芝 +0.3 
阪神ダート+0.1 
中京 芝 -1.5 
中京ダート-1.8 
12月13日(日)
中山 芝 +0.3 
中山ダート-0.8 
阪神 芝 +0.2 
阪神ダート-0.7 
中京 芝 -1.0 
中京ダート-1.5 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
 

中山の芝は、土日ともに馬場差がプラスになっており、雨の影響もあったが、開幕2週目とは思えない。ダートは速かった。

阪神の芝は、土曜も日曜も馬場差がプラスで、こちらも開幕2週目とは思えない。ダートは、雨の影響で日曜が速くなった。

中京は、芝もダートも速かった。とくに土曜は、芝もダートも尋常ではない速さだった。
 
 

2着以下はドングリの背比べ/阪神JF

まだ2歳なのに、メジャーエンブレムが、まさに貫録勝ちをおさめた阪神JFから見てみる。
馬場差+0.2で、レースタイム差が-0.2。
プラスの馬場差で、マイナスのレースタイム差は、2歳戦としては価値あり。

勝ったメジャーエンブレムは、半マイル通過46.9秒-1000m通過58.7秒のハイペースを、2番手から早め先頭で押し切るのだから、力が違う。
その上、レースタイム差-0.2のタイムだから、メジャーエンブレムの将来は相当に明るいといえよう。
スローペースの瞬発力勝負になると、まだ不安な部分も残るが、とりあえず桜花賞へ向けて大きな一歩を踏み出した。

逃げたキリシマオジョウが外に膨れっぱなしだったため、外にいた馬たちには少なからず影響があり、不完全燃焼に終わった馬も多かったのは確かだが、メジャーエンブレムのレースは強かったと思う。

このハイペースでメジャーエンブレム以外の先行勢は壊滅し、中団以降が上位を占めた。
阪神マイルは、基本的には時計がかかるコースで、レースタイム差-0.2は、時計自体で見ればそれほど速くはない。

この時計に恵まれたのが、2着○ウインファビラスと、3着◎ブランボヌールの2頭。
どちらとも、時計勝負になったときに未知数だが、今回のハイペースのレースは良い経験になったはずで、クラシック戦線に向けて経験値は高かった。

逆に時計面で不利だったのが、9着キャンディバローズ、12着メイショウスイヅキと13着クードラパンである。

とくに、ハイペースに巻き込まれたクードラパンは、メジャーエンブレムには敵わないまでも、他馬とはそれほど差はない。
次走、時計が速い馬場に替われば一変があっても驚けない。
 
 

超ハイペースで負けた馬にも価値があった/カペラS

次は、日曜の中山で行われたカペラSを見てみよう。
馬場差-0.8で、レースタイム差が+-0。

速い時計が出る馬場で、レースタイム差+-0は重賞としては物足りない。
ただ、レースのクオリティとしてはかなり高かった。

逃げた△シゲルカガのペースは、なんと600m通過32.5秒という芝並みの超ハイペース。
そのため、ラスト1Fは13.1秒と時計を要したため、タイム自体は大したものではない。

それでも、この超ハイペースのレースは、各馬には良い経験になる。とくにキャリアの浅い▲エイシンヴァラー(8着)と、カジキ(2着)の次走以降が楽しみになった。

また、この厳しいペースでコンマ3秒差に踏みとどまった△シゲルカガと、3番手追走からコンマ2秒差に粘ったミリオンヴォルツは、次走で注目したい。

勝った×キクノストームは、展開がどハマリ。時計が速い方が良いタイプだが、脚抜きの良い馬場で差しの利く展開なら、多少タイムが遅くてもここまでやれる。

2番人気◎サウンドガガは、中団からまったく伸びずに11着敗退。
◎サウンドガガにとってはペースが速すぎて、前につけようにもつけられず、いらぬ脚を使ってしまった。
鞍上の柴山騎手を責めるつもりはないが、ランク外の騎手が中山ダ1200mで先行馬に乗ったときにやりがちなミス。

ペースが上がって時計がかかったことで不利になったのが、14着敗退の×デルマヌラリヒョンである。
これだけのハイペースは初の経験で、中団から手も足も出ない完敗だったが、今回の経験を活かすことができれば、時計が速くなる馬場なら一変が可能。

逆に、この時計で結果がほしかったのが、10着の○タイセイファントムである。コンマ3秒差に踏みとどまってはいるが、ちょっと重賞では足りないのかも。
 
 

2歳戦の注目馬はショウナンアヴィド/2歳未勝利戦(阪神芝1600m)

土曜の阪神第4Rに行われた2歳未勝利戦(芝1600m)の時計が速かった。

勝ったショウナンアヴィドの勝ちタイムは1.35.5。馬場差+0.3で、レースタイム差-0.7だから、2歳戦としては価値が高い。

この日の阪神芝戦で、レースタイム差がマイナスになったのは、このレースとメインで行われたチャレンジCだけ。そのチャレンジCがレースタイム差-0.1だから、ショウナンアヴィドの勝ち時計は評価できる。

ショウナンアヴィドは、半マイル通過48.8秒のスローペースで逃げ切り。
2着以下に5馬身差の圧勝で、2着以下はレースタイム差プラスになってしまうので、ショウナンアヴィドの強さばかりが際立った。
昇級しても即通用するレベルで、もともと時計がかかるコースで時計が速くなる馬場が絶好の舞台となりそう。

これら以外で注目したいのが、日曜日の中京第7R 2歳未勝利戦(芝2000m)である。

馬場差-1.0で、レースタイム差-3.2。
時計が出る馬場だったとはいえ、レースタイム差-3.2で勝ち上がったピースマインドの時計はかなり速い。

勝ったピースマインドは、1000m通過61.6秒のスローペースを逃げ切りだから、展開に恵まれた面はあるが、2着以下を6馬身ちぎっての勝利は誉めていい。

ラスト3Fは36.9秒で大した記録ではないし、中京芝2000mはそもそも時計がかかるコースなので、時計が出るコースのスピード決着になったときにどうか分からないが、次走以降に注目したい。
 
 

次走の注目馬・トーセンデューク

日曜 阪神第9R 境港特別(1000万下)・芝2200m10着トーセンデューク
トーセンデュークは、時計が速い馬場を得意にするタイプ。

阪神芝2200mは、そもそもは時計が速くなるコースなのに、境港特別はレースタイム差+0.5と、かなり時計がかかってしまった。
この時計では、トーセンデュークは走れない。10着と惨敗を喫したが、不利枠を引いてコンマ8秒差なら、まだ見限れない。
時計が速いコースに替われば、1000万下でも十分やれる。
 

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