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【回顧】スミヨン騎手の好騎乗もすべてが上手くかみ合ったラッキーライラック【エリザベス女王杯のタイム分析】

エリザベス女王杯の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。
エリザベス女王杯は、ラッキーライラックがチューリップ賞以来の勝利をあげました。
オルフェーブル産駒は、これで古馬G1初制覇となりました。同期のロードカナロアに大きく差をつけられていただけに、父にとっても嬉しい勝利となりました。

各開催場の馬場差

11月9日(土)
   東京 芝-0.8
   東京ダート-0.5
   京都 芝-0.9
   京都ダート-0.7
   福島 芝-0.1
   福島ダート+0.6
11月10日(日)
   東京 芝-0.5
   東京ダート-0.4
   京都 芝-0.2
   京都ダート-0.6
   福島 芝+0.2
   福島ダート+0.9

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土日ともに芝もダートも時計は速かった。

京都は、土日ともにダートの時計は速かったが、芝は日曜になって時計がかかりだした。

福島は、開幕2週目にして早くも芝の時計がかかっており、日曜には馬場差プラスに転じた。ダートも土日ともに時計がかかっていた。

スミヨン騎手の好騎乗もすべてが上手くかみ合ったラッキーライラック/エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は、3番人気の◎ラッキーライラックが、スミヨン騎手の好騎乗もあって、チューリップ賞以来の勝利をあげた。

馬場差-0.2で、レースタイム差+1.3。

日曜の京都芝は時計がかかり出してはいたものの、エリザベス女王杯のレースタイム差+1.3はいくらなんでも遅すぎる。

×クロコスミアのペースは、前半1000m62.8秒-後半1000m58.5秒の超スローペース。
時計が遅かったのは、レース上りが34.6秒もかかったから。良馬場でこのラップは、G1戦としてはかなり物足りない。

このペースでは、当然先行勢がラクになる。逃げた×クロコスミアが2着で、2番手追走の×ラヴズオンリーユーが3着、3番手追走の▲センテリュオが4着だ。
そんな中、4角8番手からラスト32.8秒の豪脚で、2着以下に1+1/4馬身差の◎ラッキーライラックはたしかに強かった。が、時計面からもラップ面からも評価はできない。
また、スピードランク8位だった◎ラッキーライラックにとって、時計がかかったのも奏功した。

1番人気×ラヴズオンリーユーは、直線で苦しがって内へもたれ、デムーロ騎手が仕方なく外へ進路を取った。すると、今度は外へ膨れてしまい、デムーロ騎手がムチを持ち替えて必死に内側へ矯正しており、なんだか見ていて可哀そうになってしまった。
これで走る気を失くしてしまわなければいいが、次走が試金石になる。

2000mハンデ戦に強いステイゴールド産駒のワンツー/福島記念

日曜の福島で行われた福島記念は、1番人気の×クレッシェンドラヴが初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差+0.2で、レースタイム差-0.1。

日曜の福島芝は時計がかかっており、福島記念もレースタイム差-0.1と時計を要した。
それでも、ぎりぎりレースタイム差をマイナスにしているのは、重賞としての面目は保った形になった。

逃げたのは△リリックドラマで、前半1000m59.2秒-後半1000m61.2秒のハイペース。
これに○アロハリリーカンタービレ◎ウインイクシードが続き、先行馬は息を入れられない苦しい展開に。

勝った×クレッシェンドラヴは、中団から徐々に進出し、ラスト35.5秒で1+1/4馬身差の完勝。55キロの軽ハンデが利いたとはいえ、これまで折り合いに難があっただけに、この勝利は次走につながるだろう。

◎ウインイクシードは、この展開でコンマ4秒差の4着に踏みとどまり、オープンでのめどは立った。
実際、逃げた△リリックドラマが11着、2番手の○アロハリリーが15着だから、今回は展開に恵まれなかっただけ。

レベルの高い地力勝負を勝ち切ったワンダーリーデル/武蔵野S

土曜の東京で行われた武蔵野Sは、9番人気の×ワンダーリーデルが初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差-0.5で、レースタイム差-0.8。

逃げたのは大方の予想通りドリームキラリで、前半800m46.5秒-後半800m48.1秒のハイペース。
序盤に、人気の▲エアアルマス○デュープロセスらが先行する構えを見せたことでペースが上がり、先行馬には厳しい競馬となり、結果はずぶずぶの差し決着となった。

勝った×ワンダーリーデルは、スローの上り勝負だと詰めが甘くなりがちなので、展開が向いたのは確かだが、1600mのレースで自身初となる35.0秒の上りを繰り出しての勝利だから、6歳にしてさらに力をつけている。

1番人気の▲エアアルマスは、終始鞍上川田騎手の手が動いており、走る気が削がれているような感じだった。
結局、見せ場のないまま1.2秒差の11着と完敗に終わった。砂を被るのが良くないとのことで、今後へ向けて課題が残った一戦となった。

◎スウィングビートは、オープン戦で初のハイペースとなって追走に一杯。重賞ではまだ力不足だった。

2歳戦の注目馬はサンライズホープ/新馬(京都ダ1800m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都第6Rに行われた新馬戦(ダ1800m)である。

馬場差-0.7で、レースタイム差-1.5。

先週の京都ダートは土日で全10鞍あったが、レースタイム差がもっとも速かったのが、サンライズホープが勝った新馬戦だった。
ちなみに、レースタイム差-1.5より速かったのも、サンライズホープだけである。

レースは、サンライズホープが逃げ、前半800m49.6秒-後半800m51.0秒の平均やや速めのペース。直線は、2着馬ミヤジコクオウとのマッチレース。ラスト13.0秒-12.9秒-12.2秒の加速ラップをクビ差しのぎ切った。

3着馬が大差の2.3秒差、4着馬はさらに6馬身離されており、上位2頭の力が抜けていた。
勝ったサンライズホープは昇級しても即通用、2着のミヤジコクオウも次走は確勝級。


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