【新潟記念の回顧】久々の2000mも問題なしでカラテが快勝

こんばんわ、ウキョーです。

今週で夏競馬が終わりました。それでも、まだまだ毎日、毎日暑いですけどね。

各開催場の馬場差

※馬場差：当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、土日ともに芝もダートも時計が速かった。

小倉も、土日両日ともに芝もダートも時計が速い。

札幌は、土日ともに芝もダートも時計がかかっていた。

久々の2000mも問題なしでカラテが快勝／新潟記念

馬場差－0.5で、レースタイム差＋0.8

新潟記念のレースタイム差は＋0.8と、一見時計がかかっているように見えるが、新潟芝2000mがそもそも超高速馬場なので、これでも基準タイム差にすると－0.8だから、及第点ではある。

レースは、×カイザーバローズが引っ張り、前半1000m60.5秒－後半1000m58.4秒のスローペース。レース上り33.8秒という、新潟らしい瞬発力勝負となった。

勝ったカラテは、抜群のスタートからすぐに好位7番手をとると、折り合いピタリ。ずっとマイルばかりを使われてきた馬とは思えない。この操縦性の高さは、現役でも五指に入るのではないだろうか。

直線に向くと、先に抜け出した△ヒートオンビートをかわして先頭に立ち、後続が迫ってきたところで手前を替えてもうひと伸び。上り33.3秒で、×ユーキャンスマイル以下に1+3/4馬身差。トップハンデの57.5キロを背負ってのものだから強かった。

辻野厩舎へ転厩して3戦目。6歳にして新しい一面を見せてくれたカラテ。G1戦線には名だたるG1馬が名を連ねるが、この馬にも期待したくなる。

◎ココロノトウダイは、スタートは良かったが、そこから引っかかってしまった。道中も、鞍上の戸崎騎手と喧嘩しっぱなしで、直線では脚が残っていなかった。
休み明けの分を差し引いても、仕上げに抜かりがありすぎた感じ。とはいえ、スピードは衰えていなかったことはわかった。次走も注目したいが、仕上がり具合も気にしたい。

1番人気△ヒートオンビートは、好位4番手追走から、直線仕掛けるとじりじりとした伸び。長距離戦ならなんとかなるが、2000mでこれだけのスローペースになると切れ負けしてしまう。今後も、中距離戦に出走した場合にはペースを気にしたい。

グレーターロンド産駒が重賞初制覇！　ロンドンプランの評価は？／小倉2歳S

馬場差－1.9で、レースタイム差－1.4

日曜の小倉芝は超高速馬場になっており、小倉2歳Sもレースタイム差－1.4の高速決着となった。

逃げたのはクリダームで、前半600m33.2秒ハイペース。それでもラストは11.7秒－11.6秒－11.6秒だから、スピードの持続力がものを言うレースとなった。

勝った〇ロンドンプランは、大きく出遅れ最後方からの競馬。直線入ってもまだ最後方だったが、そこからエンジンがかかるとラスト33.1秒で豪脚一閃。出遅れた時点で終わりだと思っていたから、まさかの勝利だった。

時計もラップも優秀。スピード勝負だっただけに、距離が延びてどうかは未知数だが、次走以降も注目したい。

◎メイショウヒュウガは、スタートは悪くなかったが、行き脚がつかずに後方からの競馬。道中は、鞍上の北村友騎手が促しつつの追走になっており、最後は脚が残っていなかった。

個人的には、行くなら行く、そうでないなら直線一気に腹を括ってほしかった。ただ、そうは言っても結果論。次走に期待したい。

応援よろしくお願いします。