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【弥生賞ディープインパクト記念2023の回顧】文句なしの競馬でタスティエーラが完勝も本番には懸念点も

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こんばんわ、ウキョーです。

今年の牡馬クラシック戦線は、確たる存在が出てこないまま弥生賞を迎えました。その弥生賞も、有力馬の回避が相次いでメンバーレベルに疑問符がつきましたが、レースレベルとしては悪くなかったと思います。

勝った△タスティエーラはもちろん、2着◎トップナイフ、3着△ワンダイレクトまで今後が楽しみです。

各開催場の馬場差

3月4日(土)
   中山 芝-1.8
 中山ダート+0.1
   阪神 芝-1.1
   阪神ダート+0.6

 

3月5日(日)
   中山 芝-0.9
 中山ダート+1.1
   阪神 芝-1.5
   阪神ダート+1.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、開幕週のわりに芝の時計はあまり速くなかった。ダートは開幕週らしく、かなり時計がかかっていた。

阪神は、土日ともに芝もダートも時計がかかっていた。

小倉は、ここまでの雨の影響で、芝の時計は遅く、ダートは時計が速かった。

文句なしの競馬でタスティエーラが完勝も本番には懸念点も/弥生賞ディープインパクト記念2023回顧

馬場差-0.9で、レースタイム差-0.9

日曜の中山は時計が速く、弥生賞ディープインパクト記念もレースタイム差-0.9の高速決着となった。

ゴッドファーザーがが逃げて、前半1000m61.0秒-後半1000m59.6秒のスローペース。レース上り11.6秒-11.5秒-11.9秒の瞬発力勝負となった。

勝った△タスティエーラは、3~4番手追走。3コーナーあたりからじわっと押し上げて、そこからは長く良い脚を使って2着以下に1馬身差の完勝となった。折り合いにも問題なく、追ってからの反応も鋭く、文句のつけようがない勝利と言っていい。

ただ、共同通信杯からの中2週で弥生賞を使った反動が心配だ。次走が皐月賞となると、ローテは最悪。1986年以降、共同通信杯と弥生賞を使って皐月賞に臨んだ馬は【0 2 2 15】で勝ち馬は出ていない。ちなみに2着は1989年のアイネスフウジンと、2008年のタケミカヅチである。

△タスティエーラ陣営は次走について明言を避けているが、次走が皐月賞だった場合、敬遠した方がいいかもしれない。

◎トップナイフは、今回もまた2着。これで、重賞で3戦連続2着となった。好スタートを切ると、ゴッドファーザーを先に行かせて3番手に控えるレース。前走で逃げていたので、ここは本番を見据えた感じ。序盤は若干引っかかっていたので、控えて正解だった。最内で進路が開くのを待たされ踏み遅れた分の2着だが、本番へ向けての試走としては満点のレースだった。

モズメイメイが逃げ切って重賞初制覇/チューリップ賞2023回顧

馬場差-1.1で、レースタイム差-0.8。

日曜の阪神芝は高速馬場となっており、チューリップ賞もレースタイム差-0.8の高速決着となった。

〇モズメイメイが逃げて、前半800m47.5秒-後半800m46.5秒のスローペース。〇モズメイメイがそのまま逃げ切って重賞初制覇を成し遂げた。

勝った〇モズメイメイは、抜群のスタートからハナを奪い、中盤緩めて上りを34.1秒でまとめて逃げ切った。とにかくスタートが速いので、他馬からつつかれることなくマイペースで行けたのが勝因だろう。5F~6Fで12.4秒-11.3秒と一気にスピードアップできており、操縦性の良さはアピールポイント。

本番でどうかというところだが、過去の結果に当てはめると厳しいと言わざるを得ない。2000年以降、チューリップ賞を逃げきった馬の桜花賞成績は【0 0 0 6】と振るわない。〇モズメイメイはどうなるか。

◎バースクライは、出遅れてアウト。その後も、ずっと力んだ走りで、気性の成長がほしい。最後は上がり33.7秒と脚は使えているが、〇モズメイメイのマイペースという競馬では、あの位置からではどうにもならない。

1番人気▲ドゥーラは、スタートは良かったが、鞍上の戸崎騎手はすぐに後方待機を選択。もまれ弱いのか、他馬を気にするのか、いずれにしてもポジションを取れないのは弱点だろう。直線では内に進路を求めたがなかなか開かず、アンリ―ロードキタウイングの狭いところを無理やり割ろうとしたが、2頭とも脚が残っていたため弾かれて失速。ちぐはぐな競馬で15着に大敗。後味の悪い結果になったが、力負けではない。


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