こんばんわ、ウキョーです。
あれだけ雨が降ったのに、東京は芝もダートも稍重でした。芝の水はけの良さは折り紙つきですが、まさかダートまで稍重で止まるとは思いませんでした。東京競馬場は、雨が降ると馬場が読みづらくて非常に難しいです。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.9 |
東京ダート | -0.2 |
京都 芝 | -1.6 |
京都ダート | -0.1 |
新潟 芝 | +1.4 |
新潟ダート | +0.5 |
東京 芝 | -0.7 |
東京ダート | -0.1 |
京都 芝 | +1.7 |
京都ダート | -1.5 |
新潟 芝 | +3.7 |
新潟ダート | -1.1 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、土曜の夜から雨が降りだしましたが、芝の時計は土日ともに速く、ダートはほぼ標準通りの時計となっていました。
京都は、土曜は芝の時計が速く、ダートはあまり時計が出ませんでした。日曜は雨の影響は色濃く、芝は時計がかかり、ダートは高速馬場になりました。
新潟は、土曜から雨が降り続き、芝の時計はかなり時計がかかっていた。とくに日曜は近年稀に見る極悪馬場となっていた。ダートは、土曜は時計がかかっていたが、日曜は高速馬場に転じた。
シャンパンカラーがGⅠで初重賞制覇/NHKマイルC 2023回顧
馬場差-0.7、レースタイム差-0.1
日曜の東京芝は、レースが進むにつれて時計がかかってきた印象で、NHKマイルCはレースタイム差-0.1だったが、そこまで遅いというわけではない。とはいえ、GIとしては物足りない。
逃げたのはフロムダスクで、前半800m46.3秒-後半800m47.5秒のハイペース。6F目のラップが12.0秒と遅く、坂の上りでペースを上げ切れておらず、先行勢には相当厳しかったと思われる。逆に、後方の馬にとっては、ここで前との差を詰められたといえる。
勝った〇シャンパンカラーは、スタート一息で後方からの競馬。これまでとは一転して後方からの競馬となったが、鞍上の内田博騎手は「周りが速かったけど合わせていく必要はない」とコメントしており、〇シャンパンカラーへの信頼が窺える。NZTからの連続騎乗がモノを言った感じ。
4角でも手応え抜群で、内田博騎手は追い出しを遅らせる余裕綽綽の騎乗で、上り34.4秒の末脚で、ウンブライルの追撃をアタマ差凌ぎきった。
時計面では物足りないが、厳しいラップをものともせずに、外を回して横綱相撲。人気はなかったが、フロックの勝利ではないだろう。これからの成長が非常に楽しみだ。
◎エエヤンは、これまでと同じように道中で引っ掛かっていた。これだけのハイラップでも掛かってしまうのだから、GIでやっていくには気性の成長が必要。直線では内に進路を取って前が開かずに失速してしまった。こういうことは言いたくないのだが、主戦のM・デムーロ騎手だったら違ったかもしれないと思わずにいられない。
3連勝でサトノグランツがダービー出走を当確に/京都新聞杯2023回顧
馬場差-1.6で、レースタイム差+0.2。
土曜の京都芝はかなりの高速馬場だったが、京都新聞杯はレースタイム差+0.2と、とてもじゃないが時計面で評価はできない。
▲リビアングラスが押し出されるようにハナに立ち、1000m通過63.8秒の超スローペース。後半1000m58.1秒は遅くはないが、特筆すべきものでもない。
勝った◎サトノグランツは、中団5~6番手追走で、このスローペースでも折り合いは抜群。前走もそうだったが、この馬はとにかくズブい。スローで追走に苦労しなかったのは良かったとはいえ、まさかここまでの瞬発力勝負で決め手を発揮できるとは思わなかった。さすが川田騎手と思わせる、すばらしい騎乗だった。
これでダービー出走は当確となった。現段階で、川田騎手の主戦馬の中にダービー出走馬がいないので、連続騎乗でダービー出走となれば面白いかもしれない。