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【安田記念2023の回顧】ソングラインが連覇達成しマイル戦線の頂点に

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こんばんわ、ウキョーです。

スキルヴィングがこの世を去りました。最後まで頑張って走って、よくゴールまで辿り着いたなと、本当に凄い馬です。ご冥福をお祈りいたします。

各開催場の馬場差

6月3日(土)
   東京 芝+0.8
 東京ダート-2.1
   阪神 芝-1.4
   阪神ダート-1.9
6月4日(日)
   東京 芝-1.9
 東京ダート-1.3
   阪神 芝-0.8
   阪神ダート-0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土曜は雨の影響で芝の時計が遅く、ダートは超高速馬場になっていた。日曜は一気に回復し、芝もダートも時計が速かった。

阪神は、土日ともに芝もダートも時計が速かった。

ソングラインが連覇達成しマイル戦線の頂点に/安田記念2023回顧

馬場差-1.9、レースタイム差-1.5

日曜の東京はかなり時計が速く、安田記念もレースタイム差-1.5の高速決着となった。

外からウインカーネリアンがハナに立ち、前半800m46.0秒-後半800m45.4秒の平均ペース。とはいえ、2F目から最後まで11.8秒以下というハイラップのハイレベルな一戦となり、完全な実力勝負となった。

勝ったソングラインは、大外枠からポジションを取りに行くことなく枠なりの競馬。折り合いに不安があったが、カフェファラオの後に収まることができて、まず第一段階はクリア。

あとは、どのタイミングで仕掛けるのか。個人的には、鞍上の戸崎騎手がどの馬をマークしているのか気になったが、パトロールを見る限りとくにマークしている馬はいないように見えた。ソングラインの末脚を信じて、彼女の競馬に徹しているようだった。

直線は目の覚めるような末脚。上り33.6秒で粘り込みをはかるセリフォスを、上り33.1秒の豪脚で差し切るのだから強い!

ソングラインの評価が下がった理由は、高速決着の高松宮記念で5着に敗れていたためスピードランクが上がらなかったことと、不利枠を引いてしまったから。それらを覆しての勝利だから、なおさら強さが際立った。マイルの頂点に相応しい勝利だったと言えよう。

◎ナミュールは、こちらも枠なりの競馬で後方待機。個人的には東京新聞杯のようなレース展開を期待していたのだが、こればっかりは仕方ない。道中はスムーズな競馬ができていたが、直線では外を回したものの前が開かないという不運。シャンパンカラーの斜行の影響も受ける踏んだり蹴ったりの状況で、脚を余して16着に大敗。

今回の結果はオミットでいいとは思うが、2戦続けての致命的な不利。とはいえ、このハイレベルな競馬で上位を狙えたかと言われると、さすがに無理だったかなとは思う。いずれにせよ、ナミュールの精神面でのケアを最優先してあげてほしい。

ボッケリーニが重賞3勝目で宝塚記念に弾み/鳴尾記念2023回顧

馬場差-1.4で、レースタイム差-0.5。

土曜の阪神芝は超高速馬場だったが、鳴尾記念はレースタイム差-0.5と、重賞としては若干物足りない時計となった。

レースは、フェーングロッテンが逃げて前半1000m59.6秒-後半1000m59.5秒の平均ペース。2F目から5F目まで11.9秒以下で流れており、ペースの割には先行馬が息を入れられるポイントがなかった。

勝った〇ボッケリーニは、五分のスタートから中団8番手あたりを追走。緩まないラップのなか、8-9-4-3と徐々にポジションを上げて直線に向くと、逃げ粘るフェーングロッテンを交わして上り35.3秒で重賞3勝目のゴール。

レース上り35.6秒と、高速馬場の割にタフな消耗戦となり、瞬発力勝負になると分が悪い〇ボッケリーニにとってはアドバンテージとなった。次走は宝塚記念になるのかわからないが、今回の時計ではGIでは足りない。しかし、宝塚記念が行われる阪神芝2200mは上りのかかる消耗戦になることが多いので、〇ボッケリーニにもチャンスはあると思う。

◎ソーヴァリアントは、序盤から折り合いを欠いた力んだ走りで自滅。前走の中山記念でも同じように折り合いを欠いており、2戦続けてこの有様では今後も不安になる内容。休養させてあげてほしい。

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