こんばんわ、ウキョーです。
近年のクイーンSは、オークスからの参戦が減ってきていましたが、今年は3頭が出走してきました。結果は、最軽量の51キロを背負ったドゥーラの完勝となりました。
各開催場の馬場差
新潟 芝 | -1.9 |
新潟ダート | -0.7 |
札幌 芝 | -1.0 |
札幌ダート | +0.2 |
新潟 芝 | -1.8 |
新潟ダート | -0.9 |
札幌 芝 | -0.6 |
札幌ダート | +0.4 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の新潟は、開幕週らしく芝は土日ともに高速馬場。ダートも、両日ともに時計は速かった。
札幌は、芝の時計はまだまだ速いが、ダートは時計がかかっていた。
3歳馬ドゥーラが北の大地で重賞2勝目/クイーンS 2023回顧
馬場差-0.6、レースタイム差-0.8
日曜の札幌芝はまずまず時計が出ており、クイーンSもレースタイム差-0.8と及第点。
発馬が良かった▲ライトクオンタムが逃げ、前半800m48.3秒-後半800m46.8秒のスローペース。1000m過ぎからすべて11秒台のラップを刻んでおり、ロングスパート競馬となった。
勝ったドゥーラは、好発から好位に取りつくも、鞍上の斎藤騎手は馬群を嫌って外へ誘導。そのまま外を回って徐々にポジションを上げ、直線入り口では2番手に進出すると、上り34.5秒で他馬をねじ伏せた。
かなり大味な競馬ではあったが、斎藤騎手はそれだけ自信があったのだろう。51キロの恩恵もあったとは思うが、横綱相撲で古馬をなで斬りにするのだから強かった。
次走は秋華賞を予定しているということで、リバティアイランドとの再戦が今から楽しみだ。
◎トーセンローリエは、大外から9番手追走。鞍上の吉田隼騎手は、最初からポジションを捨てて最内追走を選択。道中やや力んだ場面があり、内にこだわった吉田隼騎手の選択は間違っていなかったと思う。
ただ、直線は伸びずバテずで流れ込み。コンマ4秒差なら頑張ったといえるが、今回は力負け。内からすんなり先行できるレースで、改めて見直したい。
レースレベルに疑問符がつくも勝ったオールアットワンスは文句なし/アイビスSD2023回顧
馬場差-1.8、レースタイム差+0.3
日曜の新潟芝はかなりの高速馬場だったが、アイビスSDはまさかのレースタイム差+0.3。時計面で評価はできない。
レースは、2F目から10.0秒-10.5秒のハイラップ。これでは、逃げ馬どころか先行勢は苦しい。
勝ったオールアットワンスは、2枠3番という不利枠を克服しての勝利。スタート後、ワンテンポ遅らせて内へ誘導した鞍上の斎藤騎手の好判断と、前記通りのハイラップが重なり、前が潰れたところで鮮やかな差し切り。
1年ぶりの実戦で結果を出したのは見事のひと言だが、とにかく時計が遅い。前日の同距離で行われた1勝クラスの勝ち時計が53.9秒だから、アイビスSDの低レベルがぶりが際立ってしまう。次走で人気になるなら買いたくない。
◎シンシティは、先行策からハイラップに巻き込まれて最後に伸びを欠いた。好枠を引いてポジションを取ってのレースだから、残念ながら結果論。ただ、ラップ自体は昨年と一緒であり、その昨年は2着を確保していたことを考えると、年齢による力の衰えがあったのかもしれない。