こんばんわ、ウキョーです。
チャンピオンズCはレモンポップの完勝で幕を閉じました。レモンポップは、これでフェブラリーSに続くJRAGI勝利となり、最優秀ダート馬選出は間違いないでしょう。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -1.5 |
中山ダート | +0.5 |
阪神 芝 | -1.4 |
阪神ダート | +0.7 |
中京 芝 | -0.6 |
中京ダート | +0.7 |
中山 芝 | -0.9 |
中山ダート | +0.7 |
阪神 芝 | -0.6 |
阪神ダート | -0.4 |
中京 芝 | -0.6 |
中京ダート | +0.7 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、土日ともに芝が高速で、ダートは時計がかかっていた。
京都は最終週だったが、芝の時計は速かった。ダートは若干速い程度で、展開によってまちまちといった感じ。
完勝のレモンポップがダート界統一!/チャンピオンズC 2023回顧
馬場差+0.4、レースタイム差+0.1
日曜の中京ダートは時計がかかっており、チャンピオンズCもレースタイム差+0.1と時計がかかっていた。
レースは、大外から×レモンポップが逃げて前半800m48.8秒-後半800m49.7秒の平均ペース。誰も鈴をつけに行かなかった結果、3F目で12.9秒とラップが落ちている。しかし、ここから12.4秒-12.1秒とペースアップしており、後続は意外と脚を使わされていた。
勝った×レモンポップは、鞍上の坂井騎手が躊躇なく逃げの手に出たのが奏功。競りかけてくる馬もいなく、結果自分のペースで走ることができた。道中では若干ハミを噛んでいたが、最後まで脚色は衰えず、その絶対能力の高さを見せつけた。
陣営は、戦前から「適性はスプリント」と言い続けているが、今回1800mを使ったことで、再び短距離に戻すのはリスクが高いと思われる。今後はマイル以上での活躍を望みたい。
これで同年に中央ダートGIを2連勝。最優秀ダート馬の称号は確実だろう。
◎テーオーケインズは、3~4番手の先行集団を追走。道中は中団以降の馬たちが追っつけ通しだった一方で、同馬はかなりスムーズな競馬ができていた。4コーナーを回ったところでも抜群の反応で、個人的には勝ったと思ったほど。
ところが、直線に入っても鞍上の松山騎手はムチを使わない。結局伸びあぐねて4着敗退。パトロールを見てみると、どうも◎テーオーケインズが内にもたれているようで、ムチが使えない状況だったようだ。今回は消化不良で終わってしまったが、これまで、そのような傾向は見られなかっただけに心配ではある。
べラジオオペラが古馬撃破でパワーアップを証明/チャレンジC 2023回顧
馬場差-1.4、レースタイム差-0.8
土曜の阪神芝は高速馬場となっており、チャレンジCもレースタイム差-0.8と時計が速かった。
テーオーシリウスが逃げ、前半1000m59.9秒-後半1000m58.9秒の平均やや遅めのペースで、4F-5Fで11.5秒とペースアップ。そこから11秒台が続く持久力戦となり、先行勢にはキツイ展開となった。
勝ったべラジオオペラは、先行勢を前に見る好位5番手のポジションから直線で抜け出し、ボッケリーニをハナ差退けて重賞2勝目を飾った。着差こそ辛勝だったが、このペースにしては早仕掛けで、そこから最後にひと伸びしており、強い競馬をしているといえる。
来年以降、中距離戦線で楽しみになる勝利だった。
◎ガイアフォースは、3番手追走から最後に伸びあぐねてコンマ4秒差6着に敗退。道中もスムーズであり、ペース的にも問題なかったと思えたが、残念な結果になった。スーパーレコードで頑張った天皇賞(秋)の反動があったとしか思えない。しっかりケアして、来年以降の活躍に期待したい。