こんばんわ、ウキョーです。
阪神ジュベナイルフィリーズは、本命のステレンボッシュがなんとか2着を確保してくれて、予想は的中しました。それにしても、まさかレコードが出るとは思いませんでした。私が思っていた以上に、この世代は強いのかもしれません。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.9 |
中山ダート | +0.3 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | +0.7 |
中京 芝 | -0.7 |
中京ダート | +0.5 |
中山 芝 | -0.7 |
中山ダート | +0.4 |
阪神 芝 | -0.7 |
阪神ダート | +0.6 |
中京 芝 | -1.2 |
中京ダート | +1.0 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、土日ともに芝が速くて、ダートは時計がかかっていた。
阪神も同じく、芝が速くてダートは遅い。
中京も同様。やはり芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。
アスコリピチェーノが無傷の3連勝で2歳女王戴冠/阪神JF 2023回顧
馬場差-0.7、レースタイム差-1.7
日曜の阪神芝は速い時計が出るコンディションだったとはいえ、阪神JFのレースタイム差-1.7は掛け値なしに速い。
シカゴスティングが逃げて、前半800m46.4秒-後半800m46.2秒の平均ペースで、後半1000m58.2秒というハイラップ。歴代の阪神JF(阪神3歳牝馬S時代含む)でこれと同等だったのは、ビワハイジが勝った1995年と、ソダシが勝った2020年の2鞍しかない。
さらに、このときのメンツも粒ぞろいだ。1995年は2着がエアグルーヴで、イブキパーシヴ、ロゼカラー、ゴールデンカラーズ。2020年は3着がユーバーレーベンで、メイケイエール、ジェラルディーナといった面々となっている。
今年も勝った×アスコリピチェーノは当然ながら、出走していた各馬の今後にも注目していきたい。
さて、勝った×アスコリピチェーノは、このペースを8番手追走から上り33.7秒を繰り出し、猛追する◎ステレンボッシュをクビ差抑えて戴冠。道中は頭が高い走りでスムーズさを欠いていたが、それでも最後は叩き合いを制して勝ち切るのだから、強さを証明したと言っていい。
結果的に、終始2着◎ステレンボッシュのマークを受けながらの競馬を振り切ってみせるのだから、ここでは力が一枚上だった。折り合い面に不安を残したが、桜花賞の有力候補に躍り出た。
◎ステレンボッシュは発馬で横に流れて、隣の△スプリングノヴァにタックル気味のスタートとなった。それ以外は、道中もスムーズな競馬ができていた。上記のように、結果的に×アスコリピチェーノをマークする形となり、良い形で直線につなげられた。ラストも上り最速33.5秒で上がっており、十分に力は見せた。クラシック戦線で楽しみな一頭だ。
1番人気サフィラは、鞍上の松山騎手がスタートから大外回しを選択。内に入れる気配はなく、馬群でもまれるのを嫌がっているように見えた。4角でも大外回しで、上り34.2秒。馬群に突っ込んでいける精神力の成長がほしい。
ヤマニンサルバムがレース巧者ぶりを発揮して重賞初制覇/中日新聞杯2023回顧
馬場差-1.1、レースタイム差-1.8
土曜の中京芝は高速馬場となっており、中日新聞杯もレースタイム差-1.8の高速決着。
◎ホウオウビスケッツが逃げて、前半1000m60.2秒-後半1000m58.6秒のスローペース。レース上りが34.8秒で、時計は速かったが、レースレベルはそれほど高くない。
勝った▲ヤマニンサルバムは、先行3~4番手追走。鞍上の三浦騎手は外へ出そうとしていたが、馬群が密集して結局は内を選択。これが奏功して、ロスのない競馬ができていた。折り合いに心配のないタイプで、レース巧者ぶりをいかんなく発揮していた。
直線も先に抜け出して、上り34.2秒で後続をシャットアウト。勝ちパターンにはめられたのが最大の勝因だろう。だからこそ、次走以降でも同じような競馬ができるかといわれれば、難しいところもある。
◎ホウオウビスケッツは、発馬直後から引っかかっていた。なんとかペースを上げずに逃げていたものの、1000m通過くらいでユニコーンライオンに並ばれてしまい、息を入れたい所で息を入れることができなかった。
いかにも休み明けといったレースで、直線はバテて12着敗退。ここを叩いて次走の巻き返しに期待したい。また、スピードランク6位で、ちょっと時計が速すぎた感もある。
1番人気△リューベックは、中団6~7番手追走。道中もスムーズに回ってきていた印象があるが、吉田隼騎手は「一生懸命ハミを取って走る」とコメントしており、もしかしたらオープンでは2000mが長いのかもしれない。