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【阪神ジュベナイルフィリーズ2023の回顧】アスコリピチェーノが無傷の3連勝で2歳女王戴冠

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こんばんわ、ウキョーです。

阪神ジュベナイルフィリーズは、本命のステレンボッシュがなんとか2着を確保してくれて、予想は的中しました。それにしても、まさかレコードが出るとは思いませんでした。私が思っていた以上に、この世代は強いのかもしれません。

各開催場の馬場差

12月9日(土)
   中山 芝-0.9
 中山ダート+0.3
   阪神 芝-1.1
 阪神ダート+0.7
   中京 芝-0.7
 中京ダート+0.5
12月10日(日)
   中山 芝-0.7
 中山ダート+0.4
   阪神 芝-0.7
 阪神ダート+0.6
   中京 芝-1.2
 中京ダート+1.0

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土日ともに芝が速くて、ダートは時計がかかっていた。

阪神も同じく、芝が速くてダートは遅い。

中京も同様。やはり芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

アスコリピチェーノが無傷の3連勝で2歳女王戴冠/阪神JF 2023回顧

馬場差-0.7、レースタイム差-1.7

日曜の阪神芝は速い時計が出るコンディションだったとはいえ、阪神JFのレースタイム差-1.7は掛け値なしに速い。

シカゴスティングが逃げて、前半800m46.4秒-後半800m46.2秒の平均ペースで、後半1000m58.2秒というハイラップ。歴代の阪神JF(阪神3歳牝馬S時代含む)でこれと同等だったのは、ビワハイジが勝った1995年と、ソダシが勝った2020年の2鞍しかない。

さらに、このときのメンツも粒ぞろいだ。1995年は2着がエアグルーヴで、イブキパーシヴロゼカラーゴールデンカラーズ。2020年は3着がユーバーレーベンで、メイケイエールジェラルディーナといった面々となっている。

今年も勝った×アスコリピチェーノは当然ながら、出走していた各馬の今後にも注目していきたい。

さて、勝った×アスコリピチェーノは、このペースを8番手追走から上り33.7秒を繰り出し、猛追する◎ステレンボッシュをクビ差抑えて戴冠。道中は頭が高い走りでスムーズさを欠いていたが、それでも最後は叩き合いを制して勝ち切るのだから、強さを証明したと言っていい。

結果的に、終始2着◎ステレンボッシュのマークを受けながらの競馬を振り切ってみせるのだから、ここでは力が一枚上だった。折り合い面に不安を残したが、桜花賞の有力候補に躍り出た。

◎ステレンボッシュは発馬で横に流れて、隣の△スプリングノヴァにタックル気味のスタートとなった。それ以外は、道中もスムーズな競馬ができていた。上記のように、結果的に×アスコリピチェーノをマークする形となり、良い形で直線につなげられた。ラストも上り最速33.5秒で上がっており、十分に力は見せた。クラシック戦線で楽しみな一頭だ。

1番人気サフィラは、鞍上の松山騎手がスタートから大外回しを選択。内に入れる気配はなく、馬群でもまれるのを嫌がっているように見えた。4角でも大外回しで、上り34.2秒。馬群に突っ込んでいける精神力の成長がほしい。

ヤマニンサルバムがレース巧者ぶりを発揮して重賞初制覇/中日新聞杯2023回顧

馬場差-1.1、レースタイム差-1.8

土曜の中京芝は高速馬場となっており、中日新聞杯もレースタイム差-1.8の高速決着。

◎ホウオウビスケッツが逃げて、前半1000m60.2秒-後半1000m58.6秒のスローペース。レース上りが34.8秒で、時計は速かったが、レースレベルはそれほど高くない。

勝った▲ヤマニンサルバムは、先行3~4番手追走。鞍上の三浦騎手は外へ出そうとしていたが、馬群が密集して結局は内を選択。これが奏功して、ロスのない競馬ができていた。折り合いに心配のないタイプで、レース巧者ぶりをいかんなく発揮していた。

直線も先に抜け出して、上り34.2秒で後続をシャットアウト。勝ちパターンにはめられたのが最大の勝因だろう。だからこそ、次走以降でも同じような競馬ができるかといわれれば、難しいところもある。

◎ホウオウビスケッツは、発馬直後から引っかかっていた。なんとかペースを上げずに逃げていたものの、1000m通過くらいでユニコーンライオンに並ばれてしまい、息を入れたい所で息を入れることができなかった。

いかにも休み明けといったレースで、直線はバテて12着敗退。ここを叩いて次走の巻き返しに期待したい。また、スピードランク6位で、ちょっと時計が速すぎた感もある。

1番人気△リューベックは、中団6~7番手追走。道中もスムーズに回ってきていた印象があるが、吉田隼騎手は「一生懸命ハミを取って走る」とコメントしており、もしかしたらオープンでは2000mが長いのかもしれない。

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