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【弥生賞2024の回顧】技あり勝利のコスモキュランダが重賞初制覇

弥生賞の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

チューリップ賞と弥生賞で新興勢力が台頭し、クラシック戦線が楽しみになりました。

各開催場の馬場差

3月2日(土)
   中山 芝+0.2
 中山ダート+0.3
   阪神 芝-0.6
 阪神ダート+0.4
   小倉 芝+1.1
 小倉ダート-1.4
3月3日(日)
   中山 芝-0.7
 中山ダート-0.2
   阪神 芝-0.4
 阪神ダート+0.3
   小倉 芝+1.0
 小倉ダート+0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土曜は芝もダートも標準の時計だったが、日曜になって芝の時計が速くなった。

阪神は、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

小倉は、芝の時計は土日ともに遅く、ダートは土曜が高速馬場で、日曜はほぼ標準に落ち着いた。。

技あり勝利のコスモキュランダが重賞初制覇/弥生賞2024回顧

馬場差-0.7、レースタイム差-0.8

日曜の中山芝はコンディションが回復し、馬場差-0.7とそこそこ時計の速い馬場コンディション。弥生賞もレースタイム差-0.8の高速決着となった。

逃げたのはシリウスコルトで、前半1000m60.4秒-後半1000m59.4秒の平均やや遅めのペース。

勝ったコスモキュランダは、後方9番手追走から1000m通過後に徐々にポジションを上げ、4角手前で2番手にまで進出。そのままシリウスコルトを交わすと、後続に1+1/4馬身差をつけて先頭でゴールを駆け抜けた。

今回はペースを見越した鞍上M・デムーロ騎手の好判断に加え、人気馬をマークした各馬の仕掛け遅れに助けられた部分が大きいが、この強引ともいえる積極策で結果を出すのだから、コスモキュランダの力はフロックではない。今後の重賞戦線での活躍に期待したい。

◎シュバルツクーゲルは、好スタートから2番手追走。直線に向いていざ追い出すと、思ったより反応が鈍いく、コンマ7秒遅れた5着に敗退。プラス18キロは成長分ではなく重め残りだったのだろう。ここを叩いて次は変わってくるとは思うが、賞金的に皐月賞への出走は微妙になってしまった。

1番人気×トロヴァトーレは、序盤から折り合いを欠いて引っかかっており、終始リズムの悪い競馬になっていた。課題を残す結果となり、重賞戦線でやっていくには気性面の成長が必要だろう。

スウィープフィートが高速決着を制して本番へ/チューリップ賞2024回顧

馬場差-0.6、レースタイム差-1.1

土曜の阪神芝は、馬場差-0.6と徐々に回復傾向にあったとはいえ、チューリップ賞のレースタイム差-1.1は評価できる。

好スタートを決めた×セキトバイーストが逃げて、前半800m46.0秒-後半800m47.1秒のハイペース。最初の1Fと最後の1F以外は11秒台のラップを刻み、後続に脚を使わさせる理想的な逃げを打てた。

勝った×スウィープフィートは、出遅れからほぼ最後方となる14番手追走。リカバリーしようとしたが動かないので、鞍上の武豊騎手は腹を括って後方待機。4角過ぎから徐々にポジションを上げていき、GOサインが出るとすばらしい反応を見せてあっという間に先頭に躍り出た。ラスト1Fは12.3秒と時計を要したが、完勝と言っていいだろう。

×セキトバイーストの作ったペースに助けられた面はあるが、十分に評価できる時計での勝利。本番でも楽しみな一頭である。

◎タガノエルピーダは、好スタートから好位3番手追走。終始スムーズな競馬ができていたように見えたが、直線では伸びを欠いてコンマ5秒差4着まで。ハイペースだったとはいえ、前走の朝日杯FSと同じようなペースで、ハワイアンティアレにもかわされてしまった。

休み明けの分なのか、それとも相手なりなのかわからないが、これで桜花賞出走は絶望的。自己条件なら力量上位は明らかだが、オークスを狙って再び重賞挑戦なのか。いずれにせよ、次走が試金石になるだろう。

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