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【金鯱賞2024の回顧】5馬身差の圧勝でプログノーシスがいよいよGI獲りへ乗り出す

金鯱賞の回顧
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こんばんわ、ウキョーです。

チューリップ賞と弥生賞で新興勢力が台頭し、クラシック戦線が楽しみになりました。

各開催場の馬場差

3月9日(土)
   中山 芝+1.9
 中山ダート-0.5
   阪神 芝+0.8
 阪神ダート+1.3
   中京 芝-0.1
 中京ダート+1.4
3月10日(日)
   中山 芝+0.2
 中山ダート+1.2
   阪神 芝-0.7
 阪神ダート+1.0
   中京 芝+0.2
 中京ダート+1.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、雨の影響で土曜芝の時計はかかっていたが、日曜に標準まで戻した。ダートは土曜は時計が速かったが、日曜になって一気に時計がかかり出した。

阪神は、雨の影響で土曜の芝は時計がかかっていたが、日曜は一気に回復して高速決着も目立った。ダートは土日ともにかなり時計がかかっていた。

中京は、土日ともに芝の時計はほぼ標準。ダートは両日ともにかなり時計がかかっていた。

5馬身差の圧勝でプログノーシスがいよいよGI獲りへ乗り出す/金鯱賞2024回顧

馬場差+0.2、レースタイム差-2.5

日曜の中京芝はほぼ標準の時計だったが、金鯱賞はレースタイム差-2.5の超高速決着。この時計は掛け値なしに速い。

シーズンリッチが逃げるところを、1F目で◎エアサージュがかわしてハナに立ち、前半1000m58.4秒-後半1000m59.2秒の平均やや速めのペース。とはいえ、馬場差を考えるとかなりのハイラップといえる。

勝った〇プログノーシスは、スタートを互角に出たものの二の脚はつかずに後方から。序盤は折り合いをつけながらの競馬だったが、1000m通過後、内から徐々にポジションを上げて、直線入り口では5番手まで進出。直線では、◎エアサージュがバテた進路を抜けてくると、上り最速34.3秒で後続に5馬身差だから強かった。

GI勝ち馬含んで重賞勝ち馬7頭だから、相手が弱かったわけでもない。それを、この馬場差でこの時計、さらに後続にコンマ8秒差の圧勝である。とてつもない強さである。次走は香港を予定しているようだが、GI馬になるのも遠くない未来だろう。

◎エアサージュは、二の脚がつかなかったのは〇プログノーシスと同じだったが、こちらは促してハナを奪う競馬。さらに高速決着を生み出すようなハイラップを刻み、直線で脚は残っていなかった。勝った〇プログノーシスには水を開けられたが、2着▲ドゥレッツァとはコンマ8秒差。菊花賞以来の重賞挑戦にしては頑張ったが、重賞メンバーに入るとまだまだ力不足だった。

1番人気▲ドゥレッツァは、4角では〇プログノーシスとほぼ同じ位置だったが、こちらは大外を回して上りは35.0秒。内に進路を見いだせなかったことで追い遅れてしまったが、これは仕方ない。それでも2着まで追い上げているのだから、休み明けの前哨戦としては合格点だろう。

今年の4歳馬のレベル云々が囁かれているが、個人的にはそれほどレベル差はないと思う。今年、これまでの重賞で4歳牡馬が勝ったのは京都金杯、シルクロードS、根岸Sの3勝。たしかに中距離戦線での勝利はないが、この時期で重賞3勝なら過去の世代と比較しても悪くはない。

この時期で重賞3勝以下となると、過去世代でいえばコントレイル世代、ロジャーバローズ世代、ワンアンドオンリー世代、ディープブリランテ世代、オルフェーヴル世代、ロジユニバース世代、ディープスカイ世代、メイショウサムソン世代、ネオユニヴァース世代、ジャングルポケット世代、アドマイヤベガ世代が該当する。結構な数だ。

もちろんすべての世代が活躍したわけではないが、現段階でレベル差に言及するほどではないと思う。

距離延長を克服してエトヴプレが重賞初制覇/フィリーズレビュー2024回顧

馬場差-0.7、レースタイム差-1.5

土曜の阪神芝は、馬場が回復して馬場差-0.7と速いコンディションとなっており、フィリーズレビューもレースタイム差-1.5の高速決着となった。

押し出されるように×エトヴプレが逃げて、前半600m33.8秒-後半600m35.1秒のハイペース。

勝った×エトヴプレは、二の脚が速く2F目10.7秒で先頭を奪うと、ラスト1Fも12.0秒でまとめて鮮やかに逃げ切った。引っかかることもなく、とにかくスムーズな競馬ができており、馬場が回復して前が止まりにくいコンディションだったことも奏功した。

逃げなくても競馬はできるが、さらに1F延長する本番の桜花賞は距離克服がカギになる。とはいえ、すんなり逃げられればあっと言わせる場面もあり得る。

◎ドナベティは、発馬で躓いて後方からの競馬になってしまい、直線も伸びきれずにコンマ7秒差の7着まで。スムーズな競馬ができなかったことが敗因ではあるが、阪神JFも同じような展開で負けており、これが現在の実力ということなのだろう。休み明けを叩いて、次走が試金石になる。

1番人気△コラソンビートは、好位後ろの5番手追走。直線もスムーズに進路を取って追い上げるも、3/4馬身及ばずの2着敗退。今回は勝ち馬に展開が向いただけで、力負けではないだろう。ただ、マイルは微妙に長いだけに、ここは勝っておきたかった。次走がどこになるかわからないが、1200mでその走りを見てみたい。

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