【回顧】サトノフラッグ 遅い勝ち時計が逆に大物感を漂わせる【弥生賞のタイム分析】

 

こんばんわ、ウキョーです。
今年の牡馬クラシックは、サリオスとコントレイルが皐月賞直行を表明しています。去年のサートゥルナーリアもそうでしたが、今後はトライアルを使わない有力馬が増えそうな感じです。
トライアルの位置づけが変わってきそうですが、サトノフラッグの快勝は前哨戦として、なかなか興味深いものとなりました。

各開催場の馬場差

3月7日(土)
   中山 芝 -0.2
   中山ダート +0.1
   阪神 芝 -1.6
   阪神ダート +0.7
   中京 芝 -1.0
   中京ダート -0.3
3月8日(日)
   中山 芝 +1.6
   中山ダート -0.4
   阪神 芝 +0.1
   阪神ダート -0.9
   中京 芝 +3.3
   中京ダート -1.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、雨の影響で芝の時計はかかっており、とくに日曜の芝はかなりタフなコンディションとなった。ダートはまったく雨の影響を受けておらず、土日ともに時計はかかっていた。

阪神は、土曜の芝は時計が速く、ダートはかなり時計がかかっていた。ところが、雨が降り出した日曜は一気に逆転し、芝の時計がかかり、ダートは高速決着となった。

中京も阪神と同じく、土曜は芝の時計が速く、ダートの時計が遅かった。日曜は一転、芝はかなり時計がかかっており、ダートの時計は速かった。

サトノフラッグ 遅い勝ち時計が逆に大物感を漂わせる/弥生賞

2020年弥生賞

馬場差+1.6で、レースタイム差+1.4。

日曜の中山芝は雨の影響で時計がかかっており、弥生賞もレースタイム差+1.4とかなり時計は遅かった。

逃げたのは×ウインカーネリアン。引っ掛かったディヴィナシオンが追いかけたため、前半1000m61.1秒-後半1000m62.4秒のハイペースとなった。

勝った◎サトノフラッグは、後方に控えていたが、残り600mから外を回して一気に抜け出すと、上がり最速36.1秒で後続に1+3/4馬身差の完勝。
◎サトノフラッグは、今回のスピードランク1位と、決して馬場が合ったわけではない。むしろ、惨敗してもおかしくないほどの馬場差だったと言っていい。
それをものともしなかったのは、◎サトノフラッグの力の証。少なくとも、今回の出走馬との現段階での勝負付けは済んだ。良馬場になったら、今回以上に切れるだろう。

相性の良くないコースでも勝ち切るのが、一流馬の証。◎サトノフラッグの今後にも期待してしまう。




暮れのJFからの番付はどう変わったのか/チューリップ賞

2020年チューリップ賞

馬場差-1.6で、レースタイム差-1.0。

土曜の阪神芝はかなり時計が速く、チューリップ賞もレースタイム差-1.0と時計は速かった。

逃げたのは、やっぱり◎レシステンシア。ところが、半マイル通過47.1秒のスローペース。
同じ馬場差だった昨暮れの阪神JFが半マイル45.5秒であり、1.6秒も遅い。おそらく、鞍上の北村友騎手は、瞬発力勝負になったときの◎レシステンシアの能力を見極めたかったのだろう。
今回は3着に負けてしまったが、これで本番の桜花賞では強気に前を引っ張るだろう。そのときこそ、この馬の真価が見られるはずだ。

勝った×マルターズディオサは、前記ハイペースだった阪神JFで2着、そして瞬発力勝負となった今回を勝ち切っており、◎レシステンシアよりペースへの柔軟性が高い。
キズナ産駒の成長性はまだ未知数だが、今後も安定した成績が望める。

3着○クラヴァシュドールは、またもや勝てずに2着敗退。
仕掛けてからの反応も抜群で、最後まで脚色は衰えていない。それでも勝てないのは、距離のせいなのだろうか。桜花賞が終わってからのレース内容に注目していきたい。

ダノンスマッシュ 高速決着に対応できたのは成長の証/オーシャンS

2020年オーシャンS

馬場差-0.2で、レースタイム差-0.6。

土曜の中山芝はそれほど時計は速くなかったが、オーシャンSはレースタイム差-0.6の高速決着となった。

レースタイム差-0.6ではそれほど速くないように見える。たしかに、中山芝は総じて時計がかかるコースなのだが、なぜか芝1200mだけは時計が出る。オーシャンSも、基準タイム差にしたら-0.8だから悪くない。

▲ダノンスマッシュは、これまで高速決着への対応力が課題だった。実際、今回もスピードランク6位である。
そのため単穴に評価を下げたわけだが、今回は1.07.4の時計で勝ち切ったのには驚いた。ここにきての急成長は、さすが短距離馬を育てるのが上手い陣営の手腕。
今回より時計が速くはなりそうもない本番へ向けて、最高のデモンストレーションとなった。

◎タワーオブロンドンは、直線に入ってすぐ鞍上ルメール騎手が仕掛けたものの、反応はひと息。残り200mでようやくスピードに乗ってからは、さすがの末脚だったが時すでに遅し。
58キロの斤量と、休み明けの分だったのだろう。個人的には、それらをクリアした上で本番へ向かってほしかったのだが、これは仕方ない。

次走の注目馬・ピースワンパラディ(トリトンS・中京芝1600m)

日曜 中京第11R トリトンS・芝1600m 2着ピースワンパラディ

2020年トリトンS

日曜の中京芝はかなり時計がかかっており、メインのトリトンSもレースタイム差+3.6と遅かった。

勝ったペプチドバンブーがスピードランク7位、3着×ダブルシャープが同9位の中、ピースワンパラディはスピードランク2位だった。

陣営からも「重馬場だと最後に苦しがってササるので良馬場でこそ」とコメントがあったように、本来は今回のような馬場は合っていない。
それでも、勝ったペプチドバンブーから1+1/4馬身差の2着に踏みとどまり、×ダブルシャープの追撃を振り切っているのだから、準オープンでは力上位。

時計が速いコースに替われば、次はあっさりだろう。


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