【NHKマイルCの回顧】ダノンスコーピオンの横綱相撲！　安田隆厩舎のカナロア産駒はやはり強い！

こんばんわ、ウキョーです。

土曜の中京メインで行われた、京都新聞杯の岩田望騎手の騎乗は本当に危ない。それに対して、何もコメントしていないのも残念極まりないことです。

4角の出来事なのに降着にならないって、どういうことなのでしょうか。あの時点で、ストップザタイムとアップデートに脚が残っていなかったとは思えないのですが。

各開催場の馬場差

※馬場差：当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、芝の時計は土日ともに速かった。ダートはどちらも基準タイム通り。

中京は、とにかく芝が速い。ダートは土曜は速かったが、日曜になって一気に時計がかかり出した。

新潟は、芝もダートも、土日ともに時計が速かった。

ダノンスコーピオンの横綱相撲！　安田隆厩舎のカナロア産駒はやはり強い！／NHKマイルC

馬場差－1.1で、レースタイム差－1.8

日曜の東京は時計が速く、NHKマイルCもレースタイム差－1.8の高速決着となった。

トウシンマカオの逃げは、前半800m45.6秒－後半800m46.7秒のハイペース。最初と最後のラップ以外が11.8秒以下というタフなレースとなった。

勝った◎ダノンスコーピオンは、道中かかることなくスムーズな競馬。4角で他馬が仕掛ける中、◎ダノンスコーピオンは馬なりで、ひと呼吸おいて仕掛けられると一気に加速。ラスト34.3秒で、×マテンロウオリオンの追撃をクビ差凌いで、見事な戴冠。

中2週の強行軍となったが、しっかり力を出し切った。次走は安田記念との報道もあるが、個人的にはこのタイミングで休ませてあげてほしい。

それにしても、安田隆厩舎のロードカナロア産駒は強い。これで、安田隆厩舎のカナロア産駒は85勝目。次点の矢作厩舎が21勝だから、もう圧倒的。ここまでくると、安田隆厩舎に秘伝があるとしか思えない。

1番人気〇セリフォスは、序盤こすられて引っかかってしまった。リズムの悪い競馬になってしまったが、それでもコンマ3秒差4着なら頑張った。
ただ、気性の悪さは改善されておらず、力は認めても、今後は常に自身との戦いになりそうだ。

非常に後味が悪かったがアスクワイルドモアは悪くない／京都新聞杯

馬場差－2.3で、レースタイム差－4.4

土曜の中京芝はかなりの高速馬場となっていたが、京都新聞杯のレースタイム差－4.4は掛け値なしに速い。

逃げたメイショウラナキラのペースは、前半1000m58.2秒－後半1000m59.2秒のハイペース。それでも高速馬場の中京だと、ラスト11.8秒－11.7秒－12.1秒だから、完全な力勝負と言っていいだろう。

勝ったアスクワイルドモアは、後方10番手から一気に脚を伸ばして初重賞制覇。アスクワイルドモアは強かったが、鞍上の岩田望騎手の騎乗には疑問符がついた。

4角で強引に外に出そうとして、ストップザタイムとアップデートの進路を妨害。というより、確信犯的に他馬の邪魔をしているように見えた。もちろん勝負なので、そういった面は咎められないのだが、あの騎乗は危険極まりない。ストップザタイムは転倒しかけている。

それより何より、レース後のコメントで岩田望騎手からこの点に関するコメントがされていないのは、非常に残念である。将来有望なだけに、もう少し謙虚な気持ちを見せてほしかった。

◎ポッドボレットは、道中はスムーズな競馬に見えたが、4角手前から反応が悪くなり、直線に向いたときには、鞍上の福永騎手が追うのをやめている。最後まで走り切ってはいるが、馬体に異常を発症したようだ。軽傷で済めが良いのだが……。

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