こんばんわ、ウキョーです。
今週はチャンピオンズC。フェブラリーS、南部杯を勝って王者を目指すレモンポップ、無配の5連勝でGI獲りに臨むセラフィックコールが人気になりそうです。ミックファイアの回避は残念ですが、ダート戦大好きなので楽しみで仕方ありません。
中京ダ1800mの傾向
有利枠 | 1枠・3枠・4枠・7枠 | |
不利枠 | 2枠・5枠・6枠 | |
脚質 | 逃げ・先行 | |
騎手 | 3割超 | ルメール騎手・川田騎手・浜中騎手 |
人気 | 岩田望騎手 | |
人気薄 | M・デムーロ騎手・浜中騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 タイム | 2位 展開 | 3位 戦績 | 4位 騎手 | 5位 コース特性 |
中京ダ1800mは、改装当初こそ時計がかかっていたが、今はそこそこ時計が出るようになった。そうはいっても、京都ダ1800mののような高速決着になることは珍しい。
逃げ馬と先行馬が強いコース。追込みはほぼ利かず、過去の古馬オープンでは2016年のチャンピオンズCを勝ったサウンドトゥルー、2014年のジュライCを勝ったヴォーグトルネードくらいしかいない。
有利枠は1枠、3枠、4枠、7枠で、不利枠は2枠、5枠、6枠
連対率3割を超える騎手はルメール騎手(グロリアムンディ騎乗予定)と川田騎手(クラウンプライド騎乗予定)、浜中騎手(メイショウハリオ騎乗予定)。
人気で安定しているのは、岩田望騎手(ハギノアレグリアス騎乗予定)。
人気薄ではM・デムーロ騎手(セラフィックコール騎乗予定)と、浜中騎手(メイショウハリオ騎乗予定)。
チャンピオンズC 2023で人気、話題になりそうな馬
アイコンテーラー 評価:D
戦績ランク14位 スピードランク7位
ダートに転向して1着→2着→1着だが、相性の良いコースで走ったことはなく、ダートのキャリアも浅いことから戦績面での評価は上がらない。タイムを見ると、BSN賞勝ちがレースタイム差+0.2で、シリウスS2着がレースタイム差+1.0だから、時計はかかった方が良い。
芝でも去年の愛知杯5着で”次走の注目馬”に選んでいるように、潜在能力はこのメンバーでも負けていないだけに、有利枠を引ければ好走の余地は残されている。
クラウンプライド 評価:C
戦績ランク10位 スピードランク10位
相性の良いコースで【2 1 0 1】と安定感はあるものの、今回のメンバーは戦績レベルが高く、この成績でもランク10位になってしまう。悪くはないが、もう一押しほしいところ。
去年のチャンピオンズC2着はレースタイム差+1.4と時計がかかっていたが、前々走の帝王賞2着は基準タイム差-1.7の高速決着で、時計が速くなっても対応できる。とはいえ、スピードランク10位なので、好走のためには有利枠が必須。
グロリアムンディ 評価:A
戦績ランク5位 スピードランク7位
相性の良いコースで【3 1 0 1】で、掲示板を外したのは去年のチャンピオンズC12着だけ。今春には平安Sを1番人気で制しており、GIでの実績はないが、戦績面では見劣らない。
その平安Sがレースタイム差+3.1とかなり時計がかかっており、昨年の名古屋城Sがレースタイム差+1.3だから、時計勝負になると厳しい。当日の時計には注意したい。
ジオグリフ 評価:D
戦績ランク14位 スピードランク13位
ダートは2戦しかしておらず、その成績は4着、11着、9着と振るわず。ダートでも期待されていたが、戦績面では評価のしようがない。
前走の南部杯がレースタイム差-1.6の高速決着で9着だから、時計勝負になったときに不安が残る。個人的見解ではあるが、ダートに向いているとは思えないので、できれば芝に戻してあげてほしい。
セラフィックコール 評価:S
戦績ランク5位 スピードランク1位
相性の良いコースで【4 0 0 0】の安定感で、2着以下がないのはなんとも頼もしい。前走のみやこSは初重賞挑戦だったが、1番人気に応えて2着以下に3馬身差の圧勝。GI初挑戦になるが、戦績面では見劣らない。
みやこSはレースタイム差+1.3と時計がかかっていたが、今春の八王子特別でレースタイム差-3.8の超高速決着を制しており、時計勝負になっても問題ない。ただ、出遅れ癖があるので、そこだけは注意。
テーオーケインズ 評価:S
戦績ランク1位 スピードランク4位
相性の良いコースで【7 2 1 2】。7勝9連対は圧倒的1位であり、チャンピオンズC勝ちを含む重賞3勝は、他馬の追随を許さない。掲示板を外したのは3歳時の鳳雛S6着だけ。
去年のJBCクラシック以来勝ち星に見放されているが、そのJBCクラシックがレースタイム差-1.5だから、時計勝負になっても大丈夫。むしろ時計が速くなればなるほどアドバンテージになる。
ドゥラエレーデ 評価:D
戦績ランク16位 スピードランク9位
ダート経験は2戦だけで、相性の良いコースで走ったことは一度もない。唯一のダート勝鞍である未勝利戦(札幌ダ1700m)が相性の悪いコースで、戦績面では弱材料と言わざるを得ない。
その未勝利戦がレースタイム差-0.3で、2着だったUAEダービーがレースタイム差+3.3だから、どちらかというと時計がかかった方が良いタイプ。当日の時計がかかるようなら食い込む余地はある。
ハギノアレグリアス 評価:A
戦績ランク3位 スピードランク6位
相性の良いコースで【4 4 0 2】の安定感で、掲示板を外したのは3歳時の1勝クラス(京都ダ1800m)6着だけ。前走のシリウスSで待望の重賞制覇を成し遂げ、勢いはある。
そのシリウスSはレースタイム差+0.8と時計がかかっており、今春の平安S2着もレースタイム差+3.1なので、時計がかかった方が良い。騎乗予定の岩田望騎手がコースを得意にしているので、有利枠を引ければ好勝負になる。
メイショウハリオ 評価:S
戦績ランク4位 スピードランク3位
相性の良いコースで【4 2 2 3】と悪くない。掲示板を外したのは一昨年のチャンピオンズC6着と、天満橋S(阪神ダ1400m)10着の2回。それでも4勝6連対なら胸を張っていい。
前々走の帝王賞勝ちが基準タイム差-1.7の高速決着で、レースタイム差+1.5だったJBCクラシックで4着だったことを思えば、時計が速くなった方がアドバンテージになるだろう。
レモンポップ 評価:S
戦績ランク5位 スピードランク2位
相性の良いコースで【2 2 0 0】のパーフェクト戦績。中身もフェブラリーS勝ちがあり、実績面も文句なし。距離経験がなく、1700m以上で走るのも初めてであり、その点はマイナス。
今冬のフェブラリーS勝ちがレースタイム差+0.2と時計がかかっていたが、前走の南部杯では基準タイム差-1.6の高速決着を制しており、時計が速くなっても対応可能。騎乗予定の坂井騎手がコースを得意にしているのも心強い。
ジャパンC 2023の注目馬はメイクアリープ
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、セラフィックコールとテーオーケインズ、メイショウハリオ、レモンポップ、メイクアリープの5頭。
この中で最も人気がなさそうなメイクアリープを注目馬にあげておく。
戦績ランク2位 スピードランク5位
メイクアリープは、相性の良いコースばかりを使われて【3 5 1 1】の安定感で、掲示板を外したことは一度もない。唯一の馬券圏外は前々走の太秦S5着。重賞勝ちどころかオープン勝ちもないので実績面では劣るものの、戦績面は人気馬と比較しても遜色ない。
前記の太秦Sがレースタイム差+1.7と時計がかかったもので、レースタイム差-0.8の小倉城特別を勝っているように時計が速い方が良い。今週の時計がどこまで速いかは当日にならないとわからないが、注目しておきたい一頭である。