こんばんわ、ウキョーです。
京都金杯は、ウインプリメーラを本命にしながら、2着のテイエムタイホーが抜け。
こういうところで当てておかないとダメなんですけどね……。。
各開催場の馬場差
中山 芝 -0.3 | |
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中山ダート-0.1 | |
京都 芝 -0.3 | |
京都ダート-0.5 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
中山の芝は、昨年末からの連続開催で、芝もダートもそれほど速くない。
京都は開幕週ではあるが、冬場のため芝はそれほど速くなっていない。ダートはそこそこ速かった。
目次
超スローペースで時計的評価は難しい/中山金杯
新年初っパナの両金杯を振り返る。まずは、中山金杯から。
馬場差-0.3で、レースタイム差が+1.0。
×マイネルフロストが押し出される形でハナへ立ち、1000m通過62.3秒の超スローペース。
2番手のスピリッツミノル、3番手の◎ステラウインドらが、まったくプレッシャーをかけないものだから、中団以降の馬たちも動けず、序盤から縦長の展開となり、この時点で×マイネルフロストのセーフティ。
ペースが上がったのはラスト600mからという大凡戦。
このペースと展開で、×マイネルフロストが34.4秒で上がってしまえば、後続に出番はない。
そのセーフティな×マイネルフロストをゴール前で差し切ったヤマカツエースだが、今回に限っては見るべきところはない。
それでも、福島記念に続いて重賞2連勝は立派である。2キロ増の斤量をこなせたことも、同馬にとっては糧になるはず。
ただ、ヤマカツエースは時計が遅い馬場に向くタイプで、レースタイム差+1.0のタイムに恵まれたのは否定できず、時計が速くなったときに同じようなレースができるかというと、かなり厳しいと思う。
1番人気のフルーキーは、適性外の距離でトップハンデを背負っては、3着が精一杯。
時計も遅すぎた。
2番人気の×ブライトエンブレムは、6番手の位置から33.2秒で上がっても、コンマ4秒差の6着がいっぱい。
勝ったヤマカツエースのように、自分から動いていけない弱みが出た感じ。ペースも時計も、もっと速くならないと厳しい。
◎ステラウインドは、遅い時計は絶好だったはずが、4角2番手から伸びを欠いて5着に流れこみ。
重賞で、ここまで時計が遅いことはレアケースなので、同馬としては、ぜひとも結果がほしかったところ。
これで、◎ステラウインドの好走パターンは、速いペースで時計がかかる馬場ということがわかった。
それにしても、有馬記念でも書いたが、古馬の中長距離戦線のレースはレベルが低い。これからも、勝ち馬がころころ変わる、群雄割拠の状況が続くだろう。
時計が速くなっても対応できそうなウインプリメーラ/京都金杯
次は、京都で行われた京都金杯を振り返る。
馬場差-0.3で、レースタイム差が-0.5。
そもそも時計が速くならない京都マイルで、レースタイム差-0.5なら及第点以上。
好スタートを決めたテイエムタイホーが控え、ハナに立ったのは、まさかのニンジャ。
半マイル通過46.8秒のスローペースで、後方勢が動かずに、中山と同じような展開に。
直線に入ってニンジャのセーフティかとも思えたが、ニンジャの脚色が一気に鈍り、3番手追走から◎ウインプリメーラが抜け出してゴール。
◎ウインプリメーラは、好位勢からもっとも早く先頭に立った川田騎手の好判断。さすがコース巧者。
とはいえ、6歳牝馬にして初重賞勝ちの◎ウインプリメーラは、手放しで誉めていい。
それにしても、2着のテイエムタイホーには驚かされた。
たしかに、相性の良いコースでは【2 0 1 1】と安定感はあったが、とにかく時計がかからないとダメなタイプで、この時計で好走できるとは思わなかった。
さらに不利枠を克服してのものだから、この2着は評価していい。
1番人気の○トーセンスターダムは、出遅れがすべて。出遅れた上にこのペースでは、手も足も出ない。
発馬の弱点は克服できていたように思えたが、まさか、ここで再発するとは。
次走が試金石となりそうだが、癖にならなければいいが……。
2番人気のオメガヴェンデッタは、後方から差を詰めてコンマ8秒差の12着。今回の時計は、オメガヴェンデッタにとっては絶好の時計だったはずだが、この結果。展開が向かなかったのはたしかだが、マイルは1F長い。
意外と速くなった時計が向かなかったのが、逃げたニンジャである。
この馬は、自分でレースを作るとピッタリの時計に合わせるのが難しく、かといってペースに合わせると後方からになってしまう。
かなり乗り難しい馬なので、乗りなれた騎手が、得意コースで騎乗したとき、さらに時計がかみ合えばという条件がつくので、なかなか狙いづらい。
2歳戦の注目馬はラグルーラ/未勝利(中山芝2000m)
中山第5Rに行われた未勝利戦(芝2000m)の時計が速かった。
勝ったラグルーラの勝ちタイムは2.00.7。馬場差-0.3で、レースタイム差-2.8だから、2歳戦としてはかなり優秀である。
中山の芝レースで、レースタイム差-1.0秒以上で走破したのはラグルーラだけ。
しかも-2.8秒なのだから、その価値は相当に高いといえる。
レースは1000m通過60.8秒のスローペース。1000mを通過したところでユニゾンデライトがまくり始め、残り600mあたりからペースが上がった。
ラグルーラは、この展開を4角3番手から35.3秒の上りで抜け出した。
ペースの割りに上がりがかかっているが、時計自体は評価できる。時計が速い馬場なら、昇級しても通用する。
2着のユニゾンデライトは、10-10-2-1の展開で半馬身差だから、次走は確勝級。
これら以外で注目したいのが、京都第5R 未勝利戦(芝2000m)である。
馬場差-0.3で、レースタイム差-1.8。
中山のラグルーラほどではないが、勝ったシンゼンドリームも、立派な時計である。
1000m通過61.2秒のスローペースを、好位から35.3秒の上がりでしのいだ。
前走の阪神芝1800mで、時計の速い馬場を経験していたことが糧となったといえる。
昇級しても、時計が速い馬場では要注意。
次走の注目馬・サウンドデューク
火曜 京都第12R 1000万下・芝2000m6着サウンドデューク
サウンドデュークは、時計勝負でこそのタイプで、今回のレースタイム差+0.9秒では遅すぎる。
京都芝2000mは本来、時計が速くなるコースなだけに、この時計ではサウンドデュークにとっては苦しかった。
1000m通過62秒のスローペースで、後半1000mが59.7秒のヨーイドンでは、瞬発力に劣るサウンドデュークには厳しい。
今後もペースが上がらないと苦戦しそうなのだが、時計が速い馬場なら十分に力は足りる。