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時計が速くなって予想はまったくの見当はずれ/シルクロードS

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こんばんわ、ウキョーです。
雨の影響を読み切れず、シルクロードSも根岸Sも不的中でした。
とくにシルクロードSの時計が、あそこまで速くなるとは思いもしませんでした。

各開催場の馬場差

1月30日(土)
東京 芝 +1.2 
東京ダート-0.1 
京都 芝 +2.0 
京都ダート-1.8 
中京 芝 +2.2 
中京ダート-2.4 

各開催場の馬場差

1月31日(日)
東京 芝 -0.6 
東京ダート-1.0 
京都 芝 +0.5 
京都ダート-1.5 
中京 芝 +0.8 
中京ダート-1.5 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
 

東京は、雨の影響で土曜の芝はかなり時計がかかった。しかし、日曜日は一転、時計は速くなっている。ダートは、土日ともに速かった。
京都は、芝の時計はかなり遅く、とくに土曜の馬場差は+2.0と時計がかかっている。ダートは、土日ともにかなり時計が速くなっている。
中京は、土日ともに芝の時計は速く、ダートは時計がかかっている。

時計が速くなって予想はまったくの見当はずれ/シルクロードS

日曜の京都で行われた、シルクロードSから振り返ってみる。
馬場差+0.5で、レースタイム差が-0.2

雨の影響で時計がかかり、馬場差はプラスとなったが、シルクロードSは速かった。
この時計は想定外で、時計勝負に強いタイプを軒並みマイナス評価にしていたので、予想はまったく見当はずれなものになってしまった。

逃げたローレルベローチェのペースは、600m通過33.7秒の平均やや遅め。ダンスディレクターは、このペースを4角3番手から抜け出して、2着ローレルベローチェに1馬身半差。
馬場差+0.5でレースタイム差-0.2だから、時計面では評価できるが、ラップからは大したことない。時計が速くなったことが有利に働いたとしか言えない。

むしろ、自分でレースを作って2着に粘ったローレルベローチェの方が評価できる。
初の重賞挑戦でも気後れなく、マイペースで競馬ができたことは収穫大。時計が速くならないとダメなので、時計がかかる高松宮記念やスプリンターズSでは難しいだろうが、時計が速くなる馬場なら常に上位をうかがうことができる。

1番人気の◎ビッグアーサーは、この時計なら結果がほしかった。
外を回しても勝てると思ったのか、鞍上のM・デムーロ騎手は内に入れるそぶりも見せず、終始大外を回しており、いくらなんでもこれでは届かない。
ランク外の騎手が、自信を持って乗ったときによくあるケースで、◎ビッグアーサーはそこまで強くはない。

3番人気ネロは、この時計だと速すぎる。得意の1000mなら、ある程度のスピード競馬には対応できるものの、コーナーがあると時計が速いと粘れない。
コンマ9秒差の9着だから、京都芝1200mだとレースタイム差がプラスにならないと厳しい。
それでも、高松宮記念に出走してくれば、時計がかかるコースだけに期待度アップ。

○サトノルパンは、出遅れが響いて、コンマ6秒差の6着敗退。
京阪杯では速い時計で勝っているが、本質的にはある程度時計がかかった方が良いので、この時計で出遅れてしまうと本領は発揮できない。
もともとゲートが悪いわけではないので、次走での巻き返しに期待。

同じく出遅れた△ヒルノデイバローは、次走で注意。3歳時の長良川特別(中京芝2200m)以来の芝レースだったが、32.6秒の上がり最速でコンマ7秒差の7着。
この馬もゲートが悪い馬ではないので、次走がダートでも芝でも注意したい。
 
 

本番の主役へ躍り出たモーニン/根岸S

次は、日曜の東京で行われた根岸Sを振り返る。
馬場差-1.0で、レースタイム差が-1.0

時計が出る馬場だったので、レースタイム差-1.0はそれほど評価できないが、勝ちタイムの1.22.0はかなり速い。
この時計なら、▲モーニンの独壇場である。出負けたように見えたが、あっという間に3番手に上がり、直線も他馬とは手応えが違った。
とにかくスピードが勝ったタイプで、脚抜きが良い馬場では敵なしの強さである。

この速い時計に助けられたのが、2着×タールタンである。
戦績項目のマイナスを、有利枠と速い時計で相殺した形となった。また、スムーズに手前を替えられるので、やはり左回りは合っている。
G1になると格負けしそうだが、得意の左回りで時計が速くなるようなら、穴で狙って面白い。

◎タガノトネールは、速い時計に向くタイプなので、この時計ならなんとかしてほしかった。また、800m通過46.4秒の平均やや速めのペースも、切れない同馬にとっては絶好だった。
力負けとは思えないし、体調がひと息だったとしか思えない。
本来は、左回りが得意な馬なので、ここを叩いて本番での巻き返しに期待したい。

○アンズチャンは、いつもの競馬でコンマ8秒差の5着。
上がりは最速の34.4秒で、重賞に入ってこのペースで34秒台前半の脚を使えるとは、ちょっとビックリした。これで届かないのだから、今後も、上がり最速だけど届かないというレースが増えそう。
重賞でも格負けはしていないが、勝ち切るには展開の助けが必要で、時計も、もうちょっと遅い方が良い。

先週の東海Sに続いて、ダートの重賞はレベルが高い。先週は5歳のアスカノロマン、モンドクラッセが高レベルで、今週は4歳の▲モーニンだから、世代交代も着々と進んでいる。
 
 

3歳戦の注目馬はトウショウドラフタ/クロッカスS(東京芝1400m)

土曜の東京第10Rに行われたクロッカスS(芝1400m)の時計が速かった。

勝った×トウショウドラフタの勝ちタイムは1.21.7。馬場差+1.2で、レースタイム差-0.8だから、とんでもない速さである。

土曜の東京芝レースで、レースタイム差マイナスを計上したのは、クロッカスSだけだった。
メインの白富士S(東京芝2000m)がレースタイム差+2.2だから、3歳のオープン戦としては出色のタイムである。

レースは800m通過46.9秒と、平均ペース。×トウショウドラフタは、このペースを上がり34.1秒で抜け出すと、2着○オデュッセウスに3馬身差の圧勝。その○オデュッセウスも、34.8秒で上がっているのだから、決して弱くはない。

×トウショウドラフタは、これで1400mで2連勝。距離が延びてどうかという不安はあるが、時計だけなら重賞をあっさり勝っても不思議ではない。
 

これら以外で注目したいのが、日曜・中京第7R 未勝利戦(芝2000m)である。

馬場差+0.8で、レースタイム差-0.1。
勝ったミヤビエンブレムの勝ちタイムは、2.04.5。
この日の中京芝レースで、レースタイム差がマイナスになったのは、このレースだけだった。
中京芝2000mのタイムがもともと遅いため、勝ちタイム自体は評価できないのだが、この馬場状況でレースタイム差をマイナスにしてきたことは注目に値する。

おそらく、ミヤビエンブレムは重馬場が得意なのだろう。これからも、たとえ苦手な時計勝負となっても、馬場が多少なりとも馬場が緩めば、昇級しても好走は可能。
 
 

次走の注目馬・サトノキングダム

日曜 東京第9R セントポーリア賞(500万下)・芝1800m1着サトノキングダム

△サトノキングダムの勝ちタイムは1.47.3で、レースタイム差-1.6だった。馬場差が-0.6だから、まずまず速い時計。

これだけなら、ここで取り上げるレベルではないのだが、1000m通過60.8秒のスローペースだったことがミソ。たいてい、この時期の3歳戦でこのペースだと、時計が出ないことの方が多い。

それを、勝った△サトノキングダムは、33.5秒の豪脚で差し切り。このペースでこの上がりということは、一瞬の切れ味ではなく、長く良い脚を使っているということ。
これだけのパフォーマンスなら、重賞に入っても通用するだろうし、クラシック戦線でもいいところまで行けそうだ。、

△サトノキングダムは、これで負けなしの2連勝。次走が本当に楽しみな1頭である。
 

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