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【回顧】ダート界の勢力図を塗り替える価値ある勝利【チャンピオンズCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
クリソリベルのスケールの大きさはわかっていましたが、負けるとしたらここではないかと思い、△評価にとどめましたが、すごい勝ちっぷりでした。

各開催場の馬場差

11月30日(土)
   中山 芝-1.9
   中山ダート-0.3
   阪神 芝-1.0
   阪神ダート+1.0
   中京 芝-1.6
   中京ダート+0.1
12月1日(日)
   中山 芝-0.6
   中山ダート-0.3
   阪神 芝-1.7
   阪神ダート+0.7
   中京 芝-1.9
   中京ダート-0.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、開幕週らしく芝の時計は速かった。ダートは若干速い程度で、基準タイムと比較すると時計は遅かった。

阪神は、こちらも開幕週らしく芝は高速決着が多かった。ダートは、かなり時計がかかっていた。

中京は、これまた開幕週らしく芝は高速馬場だった。ただ、ダートは土日ともに時計が遅かった。

ダート界の勢力図を塗り替える価値ある勝利/チャンピオンズC

馬場差-0.4で、レースタイム差-2.5。

日曜の中京ダートは時計が速かったとはいえ、チャンピオンズCのレースタイム差-2.5は驚きの速さである。

逃げた◎インティのペースは、前半800m48.7秒-後半800m47.7秒と、字面ではスローペース。
だが、これは後半1000mが59.8秒という尋常ではない速さのためで、良馬場で1分を切ったのは史上最速である。
前半1000m60.8秒は、この馬場差を考えるとかなりのハイラップであり、これは◎インティが得意とする消耗戦に持ち込んだものだろう。

本来であれば、逃げた◎インティの勝ちパターンで、普段なら直線で差を広げるところなのだが、今回は逆に差を詰められてしまった。

勝った△クリソリベルは、かなり強い競馬をしている。これまで外を回す競馬が多かったのに、今回は◎インティ○ゴールドドリームの間を抜けてきた。根性も競馬センスも段違いである。
今後なかなか負けないのではないかと思えるほどのインパクトだった。

2着○ゴールドドリームも、貫禄を見せつけた。勝馬が強すぎただけで、来年は7歳になるが、G1でもまだまだやっていける。

また、3着に粘った◎インティも、強い競馬をしている。このハイラップで上がり3Fは35.9秒なのだから、今回は上位2頭を褒めるしかない。




レースレベルは低かったがトリオンフの2着にはビックリ/チャレンジC

土曜の阪神で行われたチャレンジCは、○ロードマイウェイが、5連勝で重賞初制覇を成し遂げた。

馬場差-1.0で、レースタイム差-0.6。

土曜の阪神芝はかなりの高速決着だったが、チャレンジCはレースタイム差-0.6止まり。及第点は与えられるが、G1戦線にはつながらない時計である。

逃げたのはトリオンフ。1年4か月ぶりだっただけに、もう少し慎重に乗るかと思いきや、序盤から行きっぷりが違った。
前半1000m61.2秒-後半1000m57.9秒の超スローペース。

しかし、後半1000mがすべて11秒台にペースアップしており、ここで先行、好位勢は脚を使わされてしまった。2着に逃げ粘ったトリオンフ以外、掲示板を確保したのは中団以降で脚を溜めていた馬たちばかり。
長期休養明けで、馬体重+18キロと太目残りだったトリオンフは、重賞2勝の力をまざまざと見せつけた。レースレベルがそれほど高くなかったことから、次走は叩いた上積みが期待できそうだ。

◎テリトーリアルは、トリオンフのペースに惑わされた格好で、重賞ではまだ力が足りなかった。

次走の注目馬・カルヴァリオ(ラピスラズリS・中山芝1200m)

日曜 中山第11R ラピスラズリS・芝1200m 6着カルヴァリオ

日曜の中山芝はそこそこの時計が出ていたが、ラピスラズリSはレースタイム差+0.5と時計がかかっていた。

勝ったナックビーナスがスピードランク5位で、2着ハウメアが同6位、3着キングハートが同8位だから、時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。

そんな中、スピードランク3位のカルヴァリオは、シンガリから上がり最速の33.2秒で、コンマ6秒差だから頑張った。
これなら、時計が速い馬場に替われば面白そうだ。

2歳戦の注目馬はアイオライト/500万下(中山ダ1200m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山7Rに行われた500万下戦(ダ1200m)である。

日曜の中山ダートは馬場差-0.3で、あまり時計は速くならなかった。
ところが、アイオライトが勝った500万下戦は、レースタイム差-1.7という速さで、これは土日で行われたダート戦の中で、もっとも速いレースタイム差である。

レースも、前半600m通過34.3秒-後半600m36.8秒のハイペースで、アイオライトは4角4番手から上がり最速の36.4秒で、2着以下に3馬身半差だから、ここでは力が違った。
これならオープンに昇給しても通用する。


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