こんばんわ、ウキョーです。
秋華賞、菊花賞へ向けて、クラシック戦線が動き出しました。今年の上り馬は誰になるでしょうか。本番が楽しみです。
各開催場の馬場差
中山 芝 | +0.4 |
中山ダート | -1.4 |
中京 芝 | +0.6 |
中京ダート | -2.3 |
中山 芝 | -0.7 |
中山ダート | -1.3 |
中京 芝 | -0.1 |
中京ダート | -1.7 |
中山 芝 | -0.4 |
中山ダート | +0.1 |
中京 芝 | +0.3 |
中京ダート | -1.2 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、土曜は雨の影響で芝の時計がかかり、ダートの時計は速かった。日曜は回復し、芝もダートも時計が速くなっていたが、3日目はダートの時計が遅かった。
中京は、中山より雨の影響が色濃く、3日ともに芝の時計がかかっており、ダートは時計が速かった。
記録から見るとアサマノイタズラの勝利はフロックじゃない/セントライト記念
馬場差-0.4で、レースタイム差-0.8
月曜の中山芝は若干時計がかかり出していたが、セントライト記念はレースタイム差-0.8の高速決着となった。
スタート抜群の×ノースブリッジが一旦ハナに立つが、外からワールドリバイバルが交わして主導権を握り、さらに1角過ぎに○ルペルカーリアが先頭に並びかけ、1000m通過60.5秒と淀みのない流れ。
それでいてラスト4Fから12.0秒-11.5秒-11.7秒-12.2秒とラップが落ちておらず、レースレベルはかなり高いといえる。
実際中山芝2200mで、1000m通過が60.5秒より速く、ラスト4Fが47.1秒より速かったのは、2000年以降8鞍しかない。その中には、レイデオロ、フェノーメノ、アーネストリーといったG1馬が名を連ねている。
勝ったアサマノイタズラは、後方11番手追走で、これまでポジションを取りに行っていた競馬とは逆のレース内容。この人気とこの実績で、さらにテン乗りでまさか本番の菊花賞を見据えたレースをするとは、さすが田辺騎手。
折り合いもバッチリで、仕掛けてからの反応も速く、これだけレベルの高いパフォーマンスなら、本番でも通用しそう。
◎ソーヴァリアントは、この展開で4角3番手の積極策。完全に抜け出したと思われたところを、アサマノイタズラの豪脚に屈した形になったが、厳しい先行争いの中での結果だから、同馬の評価が下がるわけではない。
序盤に行きたがっていた部分もあり、本質的には中距離が向きそうで、菊花賞はともかく、今後の重賞戦線が楽しみになった。
上り馬アンドヴァラナウトが秋華賞へ向けて大きな一勝/ローズS
馬場差-0.1で、レースタイム差-0.6
日曜の中京芝はそれほど時計が速くならず、ローズSもレースタイム差-0.6までとなり、時計面では可もなく不可もなし。
逃げたのはエイシンヒテン。競りかけてくる馬は誰もおらず、前半1000m61.2秒-後半1000m58.8秒のスローペース。
このスローペースでも縦長の展開だから、松若騎手のしてやったりのペース。
勝った◎アンドヴァラナウトは、6番手追走からラスト33.8秒で抜け出す完璧な勝利。正攻法でアールドヴィーヴルを競り落としており、春の実績馬に引けを取らない力を見せつけた。
ただ、レースレベルとしては高くないので、打倒ソダシとまでは言えないが、2勝馬の同馬にとっては大きな1勝となった。
1番人気△アールドヴィーヴルは、◎アンドヴァラナウトの直後を追走する形で、最後もラスト33.9秒で上がってきているが、エイシンヒテンも交わせずの3着。春からの善戦マン振りは変わっていなかった。
序盤にポジションを取れないと、今後も同じようなレースになりそうで、今後の成長に期待したい。