こんばんわ、ウキョーです。
凱旋門賞は、想定以上に時計が速くなり、予想の方はまったくの見当違いという結果になりました。そして、スルーセブンシーズが4着好走。時計が速くなれば、日本馬が通用することを証明してくれました。
各開催場の馬場差
中山 芝 | +0.4 |
中山ダート | -0.4 |
阪神 芝 | -2.4 |
阪神ダート | +0.4 |
中山 芝 | +0.7 |
中山ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -0.7 |
阪神ダート | -0.8 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、最終週らしく芝の時計は土日ともにかかっていた。ダートは、ほぼ基準通り。
阪神は、土日ともに芝の時計が速かった。ダートは土曜の時計はかかっていたが、日曜は高速馬場となった。
ママコチャが初重賞制覇をGIで成し遂げる/スプリンターズS 2023回顧
馬場差+0.4、レースタイム差+-0
日曜の中山芝は時計がかかっており、スプリンターズSもレースタイム差+-0とGIとしては時計がかかっていた。
逃げたのは▲ジャスパークローネ。前半600m33.3秒-後半600m34.7秒のハイペース。ゲートの速さではモズメイメイだが、この馬はとにかく二の脚が速い。追いまくってポジションを取るテイエムスパーダとは対照的に、楽にポジションを取れるのが強みである。
さて、勝った△ママコチャは、好スタートから5番手追走。隣の◎ウインマーベルとナランフレグが出遅れたおかげで、難なくポジションを取ることができた。ただ、道中では何度か接触してしまい力んだ走りとなり、4コーナーでは先頭に並ぶ早めの仕掛けとなってしまった。
そのため、先頭に立つのが早くなり、後続の目標となった。しかし、そこから驚異の粘り腰を発揮。猛追するマッドクールをハナ差退けて、重賞初制覇をGIで成し遂げた。
決してスムーズな競馬ではなかっただけに、この勝利は手放しで褒めてあげていいだろう。
◎ウインマーベルは、痛恨の出遅れ。11.7秒-10.4秒とテンが速かったため、そこからリカバリーに脚を使って、若干かかり気味になってしまった。内の経済コースを回ってきたが、最後は脚を失くして6着敗退。スムーズさを欠きながらコンマ4秒差なら悪くないので、次走以降の巻き返しに期待したい。
1番人気×ナムラクレアは、4コーナーで若干外に膨れるようなところがあったが、それ以外はスムーズな競馬ができていた。それで3着なら力負けだろう。平坦コースの方が合っていそう。
エースインパクトが無傷の6連勝で凱旋門賞制覇/凱旋門賞2023回顧
凱旋門賞は、勝ちタイム2.25.50と予想外に速い決着となりました。基準タイム差+0.5は、ロンシャン芝2400mとしてはかなり速いといえる。
勝ったのはエースインパクト。無傷の6連勝で凱旋門賞制覇の偉業を達成した。
個人的には、もっと時計がかかると思っていた。2分28秒台くらいを想定していたので、予想はまったくの見当外れとなってしまった。
実際、3着のオネストこそスピードランク12位だったが、勝ったエースインパクトがスピードランク3位で、2着ウエストオーバーがスピードランク2位。スピードランク1位のスルーセブンシーズも4着に頑張った。スピードランク上位の馬たちが、掲示板を独占している。
これまで多くの日本馬たちが散っていったが、馬場さえ速くなれば十分に太刀打ちできることを、スルーセブンシーズは証明してくれた。そういう意味でも、彼女の参戦は大きな意味を持つ。
エースインパクトはすでに繋養先が決まっているそうで、シンジケートも組まれているのかもしれない。そうなると、これで現役引退の可能性も出てきたわけだが、ぜひともジャパンCでその走りを見せてほしい。