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今後に期待したい小倉記念上位3頭【先週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

8月8日(土)
新潟 芝 -0.9 
新潟ダート+0.7 
小倉 芝 -0.8 
小倉ダート-0.6 
札幌 芝 -1.7 
札幌ダート-1.2 
8月9日(日)
新潟 芝 -1.1 
新潟ダート+0.4 
小倉 芝 -0.6 
小倉ダート-0.8 
札幌 芝 -1.3 
札幌ダート-0.6 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

新潟は、芝は-1.0前後と速かったが、ダートはけっこう時計がかかり始めている。
小倉は、土日ともに芝もダートも速かった。
札幌は、芝もダートも速く、芝は相当に速かった。

今後に期待したい小倉記念上位3頭

日曜日の小倉で行われた小倉記念から振り返ってみる。

馬場差-0.6で、レースタイム差が-0.7。勝ちタイムは基準より速かったが、馬場差が-0.6なので、時計自体はそれほど評価できない。

◎ノボリディアーナは、重賞分析(ノボリディアーナは人気にならないでほしい【小倉記念の分析】)で書いた不安が的中してしまい、逃げ馬苦戦の小倉芝2000mで逃げてしまった。

その上、600m通過34.0秒、1000m通過57.9秒の超ハイペース。コース得意の幸騎手らしからぬ逃げとなり、このハイペースでは当然バテる。乱ペースに巻き込まれたバッドボーイ×メイショウナルトも、それぞれ16着、12着に敗退し、先行馬は壊滅状態となった。

そんな中で、3-3-2で3着に粘った△ウインプリメーラは特筆もの。
また、△ウインプリメーラにとっては、レースタイム差-0.7に収まったのが良かった。直線が長くなったときに同じような粘りが見れるかどうかは未知数だが、今後も注目していきたい。

勝ったアズマシャトルは、展開が向いたにせよ、速い決着を苦手にしていただけに、この勝利は今後の選択肢を大きく増やす結果となった。
この時計で走れれば、これからも中距離戦線で上位を狙っていける。G1ではまだ迫力不足だが、G2くらいまでなら射程圏内。

2着のベルーフは、出走馬中、もっとも時計勝負に向かないタイプだったので、この時計で走れたのは収穫。
ただ、直線伸び始めてから頭を上げたりして集中力が続かないようなので、今後の活躍は気性の成長が必須。
逆にいえば、伸びシロ十分の状態で、コンマ2秒差の2着は評価できる。

今後が心配なゴールデンバローズ

次は、新潟で行われたレパードSを見てみよう。

馬場差+0.4で、レースタイム差が+0.2。時計面では、さほど評価できない結果となった。

×ゴールデンバローズの逃げは、1000m通過61.5秒の平均やや遅め。
これを好位の5番手から◎クロスクリーガーが、あっさり抜け出して快勝。
時計面では評価できないが、センス抜群のレース運びは将来性を感じさせてくれるものだった。

一方、2番人気で4着に敗れた×ゴールデンバローズは、ちょっと今後が不安になる結果だった。

時計面でも展開面でも、◎クロスクリーガーにとっては絶好だったはずなのに、この結果。ドバイ遠征がよっぽど堪えたのか、そうでなければ力負け。
いずれにせよ、今後に不安を抱かせる結果となってしまった。

新馬勝ちのプリンシパルスターの今後に注目

今週は、2歳新馬戦で注目したいタイムが出た。

日曜日の新潟第6Rの新馬戦(芝1400m) である。

馬場差-1.1で、レースタイム差-2.3は、2歳新馬戦としては出色の時計である。

前半600m通過は34.6秒で、平均やや速めのペースを、プリンシパルスターは好位6番手から35.4秒の末脚で、2着に3/4馬身差。

2着馬ニシノジャーニーが、一瞬差し返す根性を見せたため接戦となったが、3着馬には2馬身の差をつけており、この2頭は今後も注目したい。

これら以外で注目したいのが、日曜日の札幌第12R 藻岩山特別(1000万下・芝1800m)である。

馬場差-1.3で、レースタイム差-2.7は、札幌芝1800mとしてはオープンクラスの速さである。
札幌芝1800mは、本来は時計がかかる馬場で、勝った△ホワイトエレガンスの時計は相当に速い。

このコースで、この時計を叩き出せたとなると、距離が延びても大丈夫だし、ダートに行ってもOK。まだ3歳馬なのだから、これからの活躍は約束された。

次走の注目馬・ドリームコンサート

土曜 新潟第11R 越後S(1600万下・ダ1200m)11着ドリームコンサート

越後Sは馬場差+0.7で、レースタイム差+1.0。

先週の新潟ダートも基準より遅かったが、今週はさらに時計がかかった。

新潟ダ1800mは本来時計が速い馬場なので、越後Sでは時計勝負に強いタイプの馬は全滅した。時計が速い馬場を得意にする◎シュトラール(15着)、△ドリームコンサート(11着)、キンシザイル(8着)、▲ペイシャモンシェリ(5着)らは、まさに壊滅状態。

△ドリームコンサートは、スタート直後から流れに乗れず、後方からまったく伸びずに11着。
ペースもタイムも、△ドリームコンサートには合わなかったが、時計の速い馬場に替われば、まだまだ一変できる余地はある。

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