こんばんわ、ウキョーです。
菊花賞は、×タイトルホルダーがまさかの逃げ切り勝ち。菊花賞ではセイウンスカイ(1998年)以来、阪神芝3000mでは1993年の阪神大賞典を逃げ切ったメジロパーマー以来の快挙でした。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.1 |
東京ダート | -0.4 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | +0.1 |
新潟 芝 | +0.2 |
新潟ダート | -1.3 |
東京 芝 | -0.6 |
東京ダート | +0.1 |
阪神 芝 | -1.8 |
阪神ダート | +0.3 |
新潟 芝 | +1.1 |
新潟ダート | -2.2 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、芝もダートもそれほど時計が出ておらず、ほぼ基準タイム。
阪神は、土日ともに芝は高速馬場で、ダートの時計はかかっていた。
新潟は、土日ともに芝の時計がかかっており、ダートは時計が速かった。
セイウンスカイ以来の逃げ切り勝ちでタイトルホルダー圧巻のパフォーマンス/菊花賞2021
馬場差-1.8で、レースタイム差-2.2
日曜の阪神芝はかなり時計が速く、菊花賞もレースタイム差-2.2の高速決着となった。
逃げたのは、×タイトルホルダー。1000mごとのラップは60.0秒-65.4秒-59.2秒で、序盤はなかなかのペースで飛ばしながらも、中盤でラップを落とす絶妙のペース。そのまま逃げ切って、後続に5馬身差の圧勝。
今回は、全馬が初の3000m、しかも京都ではなく阪神ということで、ジョッキー心理としては最後にスタミナを残すためにも、とにかく折り合いに専念していた感じ。
誰も前を捕まえに行かなかったことで、×タイトルホルダーにとっては願ったりの展開。
とはいえ、逃げ切りの難しい阪神芝3000mで逃げ切ってしまうのだから、力は相当。来年が楽しみになったのは間違いない。
◎レッドジェネシスは、序盤はいつも通りの後方待機。道中動くことなく、4角では大外を回す強気の競馬だったが、まったく伸びずに13着に惨敗。
今回もスピードランク3位だったように、時計勝負に強いスピードタイプなだけに、不良馬場だった神戸新聞杯での好走による疲れが残っていたか。
個人的には、合わない馬場でも走れたアドバンテージを取ってしまったが、残念ながらそこまでではなかったようだ。
ソングラインが重賞初制覇で今後のマイル戦線を賑わす存在に/富士S 2021
馬場差-0.1で、レースタイム差+0.3
土曜の東京芝はそれほど時計が出ておらず、富士Sもレースタイム差+0.3と時計がかかっていた。
ロータスランドが逃げると、前半800m47.0秒-後半800m46.2秒の平均やや遅めのペース。馬群は一団で、出入りが激しいレースとなった。
勝ったソングラインは、出負けて後方からの競馬。若干ポジションを取りに動いたが、リカバリーは上手くいった。鞍上の池添騎手は内を嫌って馬群の真ん中からレースを進め、直線で前が開くと一気に突き抜けた。
操縦性の高さもさることながら、仕掛けに反応してからのギアチェンジがすばらしい。今後もマイル路線で主役をはれる。
◎ザダルは、ソングラインとは違ってロスのない内を選択。スローの一団で前が壁になっていたものの、進路を確保してからは一瞬脚を使っていたが、最後は止まってしまった。
内を走った馬たちが総崩れだったように、内の馬場が想像以上に荒れていたのだろう。
結果的にはソングラインの位置取りが正解だった。