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【菊花賞2021の回顧】セイウンスカイ以来の逃げ切り勝ちでタイトルホルダー圧巻のパフォーマンス

2023年菊花賞
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こんばんわ、ウキョーです。

菊花賞は、×タイトルホルダーがまさかの逃げ切り勝ち。菊花賞ではセイウンスカイ(1998年)以来、阪神芝3000mでは1993年の阪神大賞典を逃げ切ったメジロパーマー以来の快挙でした。

各開催場の馬場差

10月23日(土)
   東京 芝-0.1
 東京ダート-0.4
   阪神 芝-1.1
   阪神ダート+0.1
   新潟 芝+0.2
   新潟ダート-1.3
10月24日(日)
   東京 芝-0.6
 東京ダート+0.1
   阪神 芝-1.8
   阪神ダート+0.3
   新潟 芝+1.1
   新潟ダート-2.2

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、芝もダートもそれほど時計が出ておらず、ほぼ基準タイム。

阪神は、土日ともに芝は高速馬場で、ダートの時計はかかっていた。

新潟は、土日ともに芝の時計がかかっており、ダートは時計が速かった。

セイウンスカイ以来の逃げ切り勝ちでタイトルホルダー圧巻のパフォーマンス/菊花賞2021


馬場差-1.8で、レースタイム差-2.2

日曜の阪神芝はかなり時計が速く、菊花賞もレースタイム差-2.2の高速決着となった。

逃げたのは、×タイトルホルダー。1000mごとのラップは60.0秒-65.4秒-59.2秒で、序盤はなかなかのペースで飛ばしながらも、中盤でラップを落とす絶妙のペース。そのまま逃げ切って、後続に5馬身差の圧勝。

今回は、全馬が初の3000m、しかも京都ではなく阪神ということで、ジョッキー心理としては最後にスタミナを残すためにも、とにかく折り合いに専念していた感じ。
誰も前を捕まえに行かなかったことで、×タイトルホルダーにとっては願ったりの展開。
とはいえ、逃げ切りの難しい阪神芝3000mで逃げ切ってしまうのだから、力は相当。来年が楽しみになったのは間違いない。

◎レッドジェネシスは、序盤はいつも通りの後方待機。道中動くことなく、4角では大外を回す強気の競馬だったが、まったく伸びずに13着に惨敗。
今回もスピードランク3位だったように、時計勝負に強いスピードタイプなだけに、不良馬場だった神戸新聞杯での好走による疲れが残っていたか。
個人的には、合わない馬場でも走れたアドバンテージを取ってしまったが、残念ながらそこまでではなかったようだ。

ソングラインが重賞初制覇で今後のマイル戦線を賑わす存在に/富士S 2021


馬場差-0.1で、レースタイム差+0.3

土曜の東京芝はそれほど時計が出ておらず、富士Sもレースタイム差+0.3と時計がかかっていた。

ロータスランドが逃げると、前半800m47.0秒-後半800m46.2秒の平均やや遅めのペース。馬群は一団で、出入りが激しいレースとなった。

勝ったソングラインは、出負けて後方からの競馬。若干ポジションを取りに動いたが、リカバリーは上手くいった。鞍上の池添騎手は内を嫌って馬群の真ん中からレースを進め、直線で前が開くと一気に突き抜けた。
操縦性の高さもさることながら、仕掛けに反応してからのギアチェンジがすばらしい。今後もマイル路線で主役をはれる。

◎ザダルは、ソングラインとは違ってロスのない内を選択。スローの一団で前が壁になっていたものの、進路を確保してからは一瞬脚を使っていたが、最後は止まってしまった。
内を走った馬たちが総崩れだったように、内の馬場が想像以上に荒れていたのだろう。
結果的にはソングラインの位置取りが正解だった。

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