【高松宮記念の回顧】大混戦の消耗戦を制したのはナランフレグ

こんばんわ、ウキョーです。

高松宮記念は、丸田騎手騎乗のナランフレグの鮮やかな勝利で幕を閉じました。
当コースを大得意にしている丸田騎手ならではの好騎乗もあり、大金星をあげました。

各開催場の馬場差

※馬場差：当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、雨の影響で芝の時計は土日ともに遅かった。ダートは、日曜が高速馬場となっていた。

阪神も中山と同じく、芝は土日ともに時計がかかっており、ダートは日曜の時計が速くなっていた。

中京も同じく、土日ともに芝の時計が遅く、ダートは日曜が高速馬場だった。

大混戦の消耗戦を制したのはナランフレグ／高松宮記念

馬場差＋0.4で、レースタイム差－0.3

日曜の中京芝は雨の影響で時計がかかっていたが、高松宮記念はレースタイム差－0.3の及第点。

〇レシステンシアがハナを奪い、前半600m33.4秒－後半600m34.9秒のハイペース。
ジャンダルムが2番手、押して押してキルロードが3番手追走。

勝った×ナランフレグは、2番枠だったが後方からの決め打ち。直線も、丸田騎手は迷わず内ラチに進路を取った。最後は一瞬はさまれるところもあったが、馬群を割る勝負根性を見せて見事な差し切り。
苦楽を共にしてきた丸田騎手でなければ、あそこまで思い切った競馬はできなかったはず。

人馬ともにお見事！

◎グレナディアガーズは、スタートで安めを売って試合終了。道中も踏ん張りがきいていない様子で、滑る馬場が思った以上に堪えたようだ。時計面では対応できても、重馬場ではダメ。まったくレースになっていなかった。

1番人気〇レシステンシアは、馬場差＋0.4で前半600m33.4秒は飛ばしすぎ。馬体重＋18キロも若干重かったか。それでもコンマ3秒差6着なら頑張った。
個人的には、ガンガン飛ばす横山武騎手とは手が合わないと思った。

ピースオブエイトが無傷の3連勝でＧ１戦線へ名乗り／毎日杯

馬場差＋0.5で、レースタイム差＋0.5

土曜の阪神芝は時計がかかっており、毎日杯もレースタイム差＋0.5まで。重賞としては若干物足りない時計となった。

勝ったピースオブエイトは、前半800m47.6秒－後半47.9秒の平均ペースで逃げ切り。ラスト3Fは12.0秒－11.1秒－12.5秒。
ラップから見ると強調すべき点はないが、一旦ベジャールにかわされてから差し返す勝負根性は、同馬のストロングポイントといっていい。ラスト3Fのラップを見ても、逃げなきゃダメというタイプでもなさそうだし、今後が楽しみになる勝利だった。

◎リアドは、直線入り口で2番手まで進出したものの、直線の伸びは今ひとつ。スピードランク5位で時計は問題なかったはずだが、渋った馬場が苦手なようだ。
良馬場で見直したい。

応援よろしくお願いします。