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【菊花賞2022の回顧】予想外のタフなレースを勝ち切ったアスクビクターモアの強烈な強さ

2023年菊花賞
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こんばんわ、ウキョーです。

菊花賞はスローペースを予想していたのですが、まさかのハイペースでした。それにしても、勝ったアスクビクターモアは強かったですねぇ。

来春の天皇賞(春)でのタイトルホルダーとの対決が、今から楽しみで仕方ありません。

各開催場の馬場差

10月22日(土)
   東京 芝-1.1
 東京ダート+0.3
   阪神 芝-0.9
   阪神ダート+0.2
   新潟 芝-0.6
   新潟ダート+0.2

 

10月23日(日)
   東京 芝-0.8
 東京ダート+0.1
   阪神 芝-1.8
   阪神ダート-0.3
   新潟 芝-0.2
   新潟ダート+0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

阪神は、芝の時計は土日ともに速かった。とくに、日曜は超高速馬場となっていた。ダートは土曜が遅く、日曜は若干速くなっていた。

新潟は、土日ともに芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

予想外のタフなレースを勝ち切ったアスクビクターモアの強烈な強さ/菊花賞2022

馬場差-1.8で、レースタイム差-4.4

日曜の阪神芝は時計が速かったとはいえ、菊花賞のレースタイム差-4.4は掛け値なしに速い。

レコード決着を演出したのは、逃げたセイウンハーデス。1000mごとのラップが58.7秒-62.7秒-61.0秒と、中盤で緩んではいるものの、とにかく序盤が速すぎる。レース上り37.0秒、上り最速が×ボルドグフーシュの36.3秒という消耗戦となった。

最初の1000m通過が59.0秒以下で、最後の1000mが61.0秒より速かったのは、過去に3鞍だけ。2002年ドンカスターS(勝ち馬マイネルアンブル)、2006年菊花賞(勝ち馬ソングオブウインド)、2008年菊花賞(勝ち馬オウケンブルースリ)の3頭で、阪神芝3000mでは史上初となる。

勝ったアスクビクターモアは、このハイラップを2番手追走。セイウンハーデスが早々にバテたので、4角入り口付近では先頭に立たされ、他馬の目標となった。ところが、そこからが渋太かった。ハナ差の辛勝だったが、見た目以上に強かった。

時計勝負にも対応できるスピードもあり、3000mの消耗戦を勝ち切るスタミナも併せ持っており、来年以降の活躍が本当に楽しみになる勝利といえる。

◎フェーングロッテンは、発馬がイマイチ。そこからポジションを取りに行ったところで、まともに引っ掛かってしまいジ・エンド。さらに、勝負どころの4角手前で×ボルドグフーシュに弾かれる形になって、直線はもう脚が残っていなかった。

なんとも可哀そうな競馬になってしまい、陣営にはレース後のケアを本当にお願いしたい。

1番人気△ガイアフォースは、序盤の行き脚が前走ほどではなく、ポジションを取りに行くのにいくらか脚を使ったか。さらに想定外のハイペースでスタミナを削られ、直線は弾けなかった。

ハイペースの国東特別、レースレベルの高いセントライト記念を連勝した、見えない疲れが残っていたのかもしれない。ただ、その2戦の勝利はまごうごとなき地力の証。次走以降、改めて見直したい。

ノーステッキでライバルたちを撫で切ったセリフォスが完勝/富士S 2022


馬場差-1.1で、レースタイム差-0.9。

土曜の東京芝は時計が速く、富士Sもレースタイム差-0.9の高速決着となった。

逃げたのはアオイクレアトール。前半800m46.0秒-後半800m46.0秒の平均ペース。レース上りは34.2秒の瞬発力勝負で、ペースの割りに最後の瞬発力も問われた、レベルの高いレースとなった。

勝った×セリフォスは、好スタートを切ったが後方からの競馬を選択。ペースは流れたが、各馬が団子状態のまま直線に向いたため、×セリフォスは進路を探しながらの競馬を強いられた。
ところが、馬群を捌きながら、先に抜け出した〇ダノンスコーピオンソウルラッシュを、ノーステッキで差し切ったのだから強かった。斤量差云々を言う向きもあるが、それすら気にならないほどの完勝だった。

本番のマイルCSが非常に楽しみになった。

◎ピースオブエイトは、初のマイル戦ということもあってか、序盤は追走で一杯の感じ。直線に入ってもほぼ最後方だったが、そこから上り次位の33.5秒で猛追し、コンマ4秒差4着。

馬券を買っていた身としては、もうひと頑張りほしかったが、内容的には上々といえる。この経験は、必ず次に生きてくる。

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