レース回顧 PR

【大阪杯2024の回顧】世代レベルの世評を覆しべラジオオペラがGI初戴冠

大阪杯の回顧
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。

ドバイの日本馬、各陣営さま、本当にお疲れさまでした! 今年も面白いレースを観ることができました。全馬、無事に帰国してください。

各開催場の馬場差

3月30日(土)
   中山 芝-0.7
 中山ダート-1.2
   阪神 芝-1.0
 阪神ダート-0.2
3月31日(日)
   中山 芝-1.4
 中山ダート+0.1
   阪神 芝-1.0
 阪神ダート+0.2

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土日ともに芝はかなり時計が速く、とくに日曜は超高速馬場となっていた。ダートは土曜は高速だったが、日曜になって時計がかかり出した。

阪神は、土日ともに芝は高速馬場となっていた。ダートはほぼ標準通り。

世代レベルの世評を覆しべラジオオペラがGI初戴冠/大阪杯2024回顧

馬場差-1.0、レースタイム差-1.1

日曜の阪神芝は時計が速く、大阪杯もレースタイム差-1.1の高速決着となった。

スタニングローズが逃げ、前半1000m60.2秒-後半1000m58.0秒の超スローペース。ラスト1Fは12.2秒と若干時計を要したが、5F過ぎから11.5秒-11.5秒-11.4秒-11.4秒のハイラップで、瞬発力とともに長く脚を使える総合力が問われた。

勝った△べラジオオペラは、スタート直後から鞍上の横山和騎手が押して押して2番手を確保。あれだけ追ってもかからないのだから、鉄壁の折り合いである。向う正面過ぎから×ローシャムパークが捲ってきたときも番手を譲らず、直線は早めに抜け出して×ローシャムパークをクビ差抑えてGI初制覇。

序盤から中盤、そして直線も、横山和騎手のファインプレーが目についた。また、それに見事に応えることができたのは、△べラジオオペラの鉄壁の折り合いがあってこそ。人馬ともに、すばらしいレースで締めくくってくれた。

折り合いにまったく苦労しないタイプなので、距離が延びても問題ないだろう。今後も重賞戦線での活躍が楽しみになる勝利だった。

◎プラダリアはテンに遅く、鞍上の池添騎手が促してもポジションを取りに行けなかった。最後も脚を使ってはいるが、切れ負けして6着まで。スピードランク13位だったように、時計が速かったのも敗因だが、前走の京都記念では同じようなタイム差で勝っており、本質的に2000mは短いのかもしれない。

1番人気×タスティエーラは、好位4番手追走と絶好のポジションだったが、直線はまったく伸びずに11着に惨敗。スムーズな競馬はできていたが、直線ではハミを取らずにギアが上がらない。今回は走る気がなかったのか、精神的な難しさを感じさせた。

素質馬パラレルヴィジョンが本領発揮で重賞初制覇/ダービー卿CT2024回顧

馬場差-0.7、レースタイム差-0.5

土曜の中山芝は時計が速く、ダービー卿CTもレースタイム差-0.5とまずまずの時計。

△セッションが逃げるところを、テンに遅かったエエヤンがハナを奪い、前半800m46.8秒-後半800m46.1秒の平均ペース。しかし、最初と最後の1Fが遅いだけで、残りは11.4秒以下というハイラップ。スピードの持続力が問われる展開となった。

勝った〇パラレルヴィジョンは、好発から難なく2番手をキープ。離して逃げるエエヤンのペースにも惑わされず、直線はバテたエエヤンをかわして重賞初制覇を飾った。長く良い脚を使えており、今の充実度を示す勝利となったが、そもそもは神戸新聞杯でも1番人気に推された素質馬である。いよいよ開花の時期を迎えたといえる。

◎レイべリングは、序盤から抑えて後方待機。どうやら、思った以上に気性に難しい面を抱えているようで、鞍上の丹内騎手が慎重なレース運びをしていた。また、想定以上に馬場が回復して内有利の展開で、外を回って後方の時点で出番はなかった。重賞でやるには枠順や展開など、プラスアルファが必要だった。

1番人気×ディオは、見せ場なく1.1秒差の11着に惨敗。押っ付けながらのレースで、本調子には遠かった。休養が必要かもしれない。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA