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【回顧】インパクト抜群だったケイアイノーテックの将来性はーNHKマイルCのタイム分析

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こんばんわ、ウキョーです。
NHKマイルCは、本命の◎テトラドラクマがよもやの14着敗退でした。
もっとガンガン逃げてほしかったんですが、それはこちらの都合ですからね。それにしても残念な結果でした。

各開催場の馬場差

5月5日(土)
   東京 芝-1.2
   東京ダート+0.1
   京都 芝-1.3
   京都ダート+0.2
   新潟 芝+0.2
   新潟ダート+0.3
5月6日(日)
   東京 芝-0.7
   東京ダート+0.4
   京都 芝-1.0
   京都ダート+0.1
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート+0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土日ともに芝では高速決着が続出したが、ダートはどちらも時計がかかっていた。

京都も東京と同じようなコンディションで、土日ともに芝の時計が速く、ダートの時計はかかっていた。

新潟は、先週とは一転して、芝もダートも時計がかかっており、とにかく時計が読みづらかった。

インパクト抜群だったケイアイノーテックの将来性は/NHKマイルC

NHKマイルCは、ケイアイノーテックが、藤岡佑騎手を鞍上に、人馬ともに初G1制覇を成し遂げた。

馬場差-0.7で、レースタイム差-1.0。

日曜の東京芝は時計が速く、NHKマイルCもレースタイム差-1.0の高速決着となった。勝ったケイアイノーテックはスピードランク9位で、この時計を克服できたのは、今後に向けて糧となる。

レースは、最初と最後の1Fを除いてすべて11秒台のラップを刻む高速ラップだが、前半800m46.3秒-後半800m46.5秒の平均ペース。こうしたラップでは、高速決着への対応力が顕著に現れる。
このレースの上位陣は、今後も時計が速いコースで好走が望める。

また、3歳限定戦でこういった展開になると、スピードの差がありすぎて、直線で渋滞競馬になりやすい。今回は、とくにそれが酷かった。
内を突いた馬たちは、進路を探すのに必死で、まともに脚を使えていなかった。

その中で、大外からぶっこ抜いたケイアイノーテックは、鞍上藤岡佑騎手の好判断。
出走馬中、唯一の33秒台の末脚は、スムーズな競馬ができた賜物だろう。

1番人気タワーオブロンドンは、直線で包まれっぱなしで、まったく脚を使えなかった。ケイアイノーテックとは対照的な競馬となってしまった。
今回のレースで距離適性がわかると思っていたが、これでは判断がつかない。次走が試金石になる。

◎テトラドラクマは、クイーンC(東京芝1600m)のように、ハイペースで飛ばし、後続に脚を使わせて粘り切る競馬が持ち味なので、今回のペースでは力を発揮できない。
せっかくの高速馬場だったのだから、もっとペースを上げても良かったと思うが、それは結果論。
次走以降に期待したい。



勝ったステイフーリッシュは時計面では高評価/京都新聞杯

土曜の京都メインで行われた京都新聞杯は、ステイフーリッシュが勝ち、ダービー出走を確定させた。

馬場差-1.3で、レースタイム差-2.9。

土曜の京都芝はかなり時計が速く、京都新聞杯もレースタイム差-2.9の高速決着となった。
レースも、ちょうど真ん中の6F目で13.2秒とラップが落ちたが、前半1000m58.5秒-後半1000m59.3秒の平均やや速めのペース。

勝ったステイフーリッシュは、ラスト34.6秒とやや時計を要したが、2番手追走から2着以下に1+3/4馬身差をつけて粘り込んだ。

本番のダービーはスローの瞬発力勝負になることが多いので、この結果がダービーに直接結びつくとは言えないが、今後も重賞戦線で主力を張っていけるだろう。
 

3歳戦の注目馬はレーヴドリーブ/500万下(東京芝1800m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第5Rに行われた500万下(芝1800m)である。

馬場差-1.2で、レースタイム差-2.4。

土曜の東京芝は時計が速かったとはいえ、3歳牝馬限定戦の500万クラスでレースタイム差-2.4はかなり速い。

逃げたスピアーノのペースは、前半800m47.8秒-後半800m46.3秒のスローペースで、本来なら着差はつきにくいが、勝ったレーヴドリーブは、2着以下に2馬身半差の圧勝だった。

レーヴドリーブは、ここまでスローペースしか経験していないので、昇級してペースが流れたとき
に戸惑う可能性はあるが、経験を積んでいけばいずれオープンでも通用する。
 

次走の注目馬・トリオンフ(新潟大賞典・新潟芝2000m)

日曜 新潟第11R 新潟大賞典・芝2000m 4着トリオンフ

新潟の芝は、先週の高速決着から一転して時計がかかる馬場になっており、新潟大賞典もレースタイム差+1.9と、かなり時計がかかっていた。
この時計では、時計勝負に強いスピードタイプには厳しかった。

勝った×スズカデヴィアスがスピードランク12位で、2着ステイインシアトルが同15位、3着▲ナスノセイカンが同11位である。

逆に、スピードランク1位タイのカレンラストショーが12着、同3位の◎ナイトオブナイツが15着と大敗している。

その中で、スピードランク1位タイの△トリオンフは、コンマ2秒差の4着に踏みとどまった。
△トリオンフにとって、今回の時計では遅すぎる。ここはノーカウントでいいだろう。

時計が速いコースに替われば、巻き返しは可能。

 

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